右膝痛、骨棘による右かかと痛が改善した

 神奈川県/79歳・女性・主婦

 半年ほど前、右膝と右かかとに痛みが出ました。次第に痛みが強くなり、歩くのがつらくなったため、近くの病院で痛み止めの注射を数回打ちました。その後2カ月間は痛みが軽かったのですが、再び痛みが出てきました。 

 今度は整形外科のレントゲン検査で「右かかとに骨棘(骨がトゲ状になったもの)があり、右膝には加齢性の変形が見られる」と言われました。かかと用のサポーターを着けて、しばらく様子を見ましたが、多少痛みがやわらいだだけでした。

 右かかとの痛みは、畳や廊下を素足で歩くと出やすく、右膝の痛みは、歩くときや立ったり座ったり、電車やバスの乗り降りのとき強く出て、日常生活にも支障をきたす状態でした。さまざまな治療を受けましたが、あまり効果はありませんでした。

 近い将来、歩けなくなるのでは・・・と案じていたところ、隣町の友人から、光線治療のすばらしさを聞かされました。とにかく行ってみようと思い、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。貴所での治療は、とても気持ちがよかったので、月に1~2回通院することにしました。治療初日は心地よい疲労感を覚えました。光線治療のあと、4時ほどは、右膝とかかとの痛みが少なくなっていました。

 5回の通院で、右膝の痛みは、階段の昇降や立ったり座ったりなどで痛みますが、歩行時の痛みがほとんどなく、右かかとの痛みは、長く歩くとときどき痛む程度になり、サポーターは不要となりました。 

 2ヵ月後には右膝痛は、階段の昇るときのみ軽い痛みがある程度で、降りるときやそれ以外での痛みはなくなりました。右かかとの痛みはよい状態のままでした。骨棘はあっても痛まなければ、生活に問題がありません。右膝痛も、右かかと痛も半年以上つらい思いをしたのに、短期間の光線治療で痛み改善するとは考えても見ませんでした。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・右膝部・右かかと部を各10分間照射、両膝部②・腹部⑤・腰部⑥・後頭部③を各5分間照射。⑦②⑤⑥は集光器使用せず、右膝部・右かかと部・③は1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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