卵巣のう腫を抱えながら、普通分娩ができた
愛知県/33歳・女性・主婦
約3年前から左右の卵巣のう腫と子宮内膜症と診断され、手術については経過観察中でした。
しばらく生理がないため、婦人科を受診したところ、初めての妊娠を告げられました。妊娠してからずっと下腹部に痛みがあり、台所に立ったり、歩いたりする痛くなるため、あまり歩くことができず不調の毎日でした。
また、夜中に寝返りを打つとお腹に重い痛みがあり、寝ている間も起床時もともに不快感が強い状態でした。
10ヵ月の検診で、「胎児の位置が悪く、場合によっては帝王切開になる可能性がある」と担当医に言われました。
そこで、少しでも胎児が産道に下りやすくするように、光線療法を行ってみようと思い立ちました。初産で、しかも卵巣のう腫と子宮内膜症がある妊娠でしたので不安も大きく、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)へ相談し、次のような光線照射の指示をいただきました。
治療用カーボンは3001-5000番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腰部⑥・腹部⑤(以上集光器使用せず)各10分間、後頭部③(1号集光器使用)・左右下腹部㉓㉔(2号集光器使用)各5分というものでした。
指示どおり、毎日光線照射を行いましたところ、あまり下腹部の痛みを感じなくなりました。胎児も無事産道に下りて、予定日より1週間早く、2800gの元気な男児を普通分娩で出産することができました。分娩時の出血は多かったそうですが、安産でした。陣痛が始まったときも、軽い生理痛のような感じで陣痛とは思わなかったくらいです。産後の子宮の収縮も早く、医師と看護師も大変驚いていました。これはすべて光線療法のお陰と実感しています。
子どもは、生後6ヵ月を迎えましたが、皮膚がとてもきれいで、体重が標準より少し多いと言われています。生後100日で寝返りを打ち、4ヵ月目には歯が生え始めました。これも妊娠中に光線照射でたくさんエネルギーを蓄えていたためだと思っています。
卵巣のう腫と子宮内膜症はまだあるはずですが、下腹部の痛みはありません。産後1ヵ月半で生理がきて、しかも以前に見られた生理痛がまったくないため、ついつい病院の検査も光線照射もおろそかになりがちですが、これからも光線療法を根気よく継続していきたいと思っています。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著