顎下腺にできた米粒大の唾石が排出した
東京都/30歳・女性・主婦
1ヵ月前くらいから、右あごに違和感を覚えるようになりました。最初のうちは、食後に右顎の腫れを強く感じるだけでした。ところが、しだいに腫れが大きくなり、卵大になって、痛みがでるようになりました。
食後には膿が出るようになってきたので、歯科を受診してレントゲン写真を撮ったところ、顎下腺に米粒大の唾石があることがわかりました。
歯科医は「唾石は自然に出てくることは少ないし、炎症も起こしているから、画家で切ってもらった方がいいですね」と紹介状を書いてくれました。しかし、私は20歳時に胆石の摘出手術を受けたときに傷口の治りが悪く、痛みがとれるまで長い間つらい思いをしたので、手術は絶対にしたくないと思いました。
このときに、たまたま知人より光線療法のことを聞き、早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。半年前から卵管炎もありホルモンバランス剤治療を受けていたのですが、光線療法は全身の状態をよくしていく方法と説明を受け、卵管炎の光線照射も同時に行うことにしました。光線治療器を求め、毎日自宅で照射を行いました。
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦10分間、両膝部②・腰部⑥(以上集光器使用せず)・左右下腹部㉓㉔・後頭部③(以上1号集光器使用)各5分間、左右咽喉部④(2号集光器使用)右側10分間、左側5分間、患部の口中部⑧(3号集光器使用)は30分間照射しました。
唾石は、照射開始2日目より排膿がなくなり、食後の痛みもなくなりました。唾石の白い先端が舌の裏側の唾液腺の出口に見えるようになったので、このまま光線照射を続ければ絶対に出てくると確信し、口中の患部を毎食後30分間、1日3回照射しました。
そして、照射4日目についに唾石が排出しました。口の中ではとても大きく感じましたが、実際に見てみると米粒大の小さなものでした。
右あごの腫れも翌日にはなくなり、痛みもまったくなくなりました。お陰さまで手術を受けずに完治させることができました。
光線照射を始めるまで、からだの冷えを意識したことはなかったのですが、光線照射でからだが温まってくる感じがよくわかるようになりました。
からだが軽く感じられるようになり、生理時の卵管炎による腹痛もなくなりました。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著