2回目の手術をせずに声帯ポリープがとれた
広島県/54歳・女性・中学校教師
11年前、声帯ポリープの切除手術を受けました。それでも教師という仕事柄、声をよくつかうことが多いせいで、再び声が出なくなって、耳鼻咽喉科を受診しました。精密検査の結果、声帯が凸凹になっており、さらに咽喉部には乳頭腫ができているということでした。
咽頭部にできた乳頭腫は、病院の外来で2回摘出しましたが、声の出にくさには変わりがありません。主治医からは、再度、声帯を手術するように勧められました。
しかし、最初に声帯を手術したときのつらさが、私の身に沁みていました。また、家の中に病人を抱えており、入院して手術を受ける余裕もなかったので、何とか治せないものかと悩み続けていました。漢方や鍼などいろいろな治療を受けに通院しましたが芳しくありません。
そんな折、友人に勧められて光線治療器を求め、指導書『可視総合光線療法』を参考に照射を始めました。光線照射を始めて約1年間で、小さいものはあわ粒大から、大きいものは米粒大までのポリープ上のものが、咳をしたとき、うがいをしたときに全部で20粒ほどでました。
それでいて出血も何もなく、それがとても不思議でした。最近では、ポリープはまったく発生せず、声は多少しわがれてはいるものの、以前と比べて楽に発声でき、人との会話も苦にならなくなったので、大変喜んでいます。
さらに、光線療法で乳頭腫を完治させたいと思い、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談しました。光線照射法はいまのままでよいと言われ、これまでの光線照射を継続しました。
治療用カーボンは1000-3001番を使用し、両足裏部⑦(集光器使用せず)20~30分間、口の中(3号集光器使用)5~10分間、左右咽喉部④(2号集光器使用)各30分間照射しました。
光線療法5年間で、声の調子は完全に元に戻りました。この間、耳鼻科には全然通いませんでした。主治医に光線療法のことを伝えても、「手術しないでポリープがとれるわけがない」とまったく信じてもらえませんでした。まさに、「継続は力なり」の感を強くしました。
その後は、腱鞘炎や膝痛にも光線療法は効果があり、大変助かりました。光線照射を始めて11年経ちますが、光線療法には感謝の毎日です。
私から感謝の意を込めて、些少ではありますが寄付をお送りしました。光線療法の研究等にお役立てください。光線療法のご発展を心からお祈り申し上げます。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著