骨転移していた前立腺ガンから救われた
東京都/78歳・男性・無職/身長168cm・体重58kg
今年の初めごろから急に右足のつけ根が痛くなり、徐々に痛みがつよくなって、とくに階段の昇りでは、一歩一歩やっとの状態で、2月にはほとんど歩けない状態でした。
整形外科のレントゲンでは、異常がなかったのですが、前立腺の腫瘍マーカーが正常値の20倍ほど高く、前立腺が石のように硬くなったっており、前立腺ガンの骨転移の疑いがあるとのことで、愕然としました。
精密検査待ちの間、ガンによいという温泉にも行きましたが、まったく効果がありません。結局、3月になって、進行性の前立腺ガンで背骨3ヵ所と股関節への骨転移がわかりました。まず男性ホルモンを抑えるため、睾丸をとる手術をしました。腫瘍マーカーは大分下がったものの、今度は睾丸の術痕が化膿して、膿が止まらず大変なことになりました。病院では傷口の消毒だけで、まったくよくなりません。
さらに、ずっと服用していた痛み止めのせいでしょうか、便秘がひどくなって痔にもなり、便は浣腸でやっと出している状態でした。痛みと便秘と傷の可能と三重苦で大変つらい思いをしていました。そんなとき、以前使ったことのある光線療法を思い出しました。
指導書を見ながら、自己流で治療用カーボン3001-4008番を使用し、手術後の傷痕や前立腺(会陰)部㉖(以上2号集光器使用)、両足裏部⑦、両足首部①・両膝部②・股関節部、腰部⑥(以上集光器使用せず)などを、1日2回照射し始めました。光線療法を始めたところ、膿はどんどん減って、傷口はみるみるきれいになっていきました。便通もよくなり、痔も治ってきました。
貴付属診療所(光線研究所付属診療所にも相談して、治療用カーボン3001-4008番も使い始めました。傷痕がよくなったので、病院からは抗ガン剤治療を勧められましたが、幸いにも、腫瘍マーカーも正常になっており、抗ガン剤治療は中止になりました。これも光線療法のお陰だと思います。
痛みがあったところも、光線照射を始めてすっかりとれて、足の速い妻と同じ速度で歩けるようになりました。
お陰さまで、尿の出も便の出もよく、痛みもとれ、痔や便秘、傷痕の化膿も治り、大変元気になれました。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著