ビタミンDがこれだけ重要という話 3
副作用の危険性
ビタミンDには、植物やビタミン剤などから摂取できるビタミンD2と、皮膚で産生されたり、魚類に多く含まれるビタミンD3があります。太陽光が強い夏季に血中ビタミンD3濃度は高い値を示します。この時期に限ってビタミン3を多く含む食物を食べる習慣は日本人にはありませんから、ビタミンD3のほとんどは日照によって供給されていることになります。
医師によって処方される活性型ビタミンD3剤は、高カルシウム血症を生じ多くの副作用がでる危険性があります。ビタミンDは脂溶性のため体内に蓄積されやすく、ビタミンDの過剰状態は半年以上にも及びます。投与量の調節は専門医によって慎重に行われなければなりません。一方、日光や光線療法による自然なビタミンDの産生は過剰になることはなく、可視総合光線療法は安心して受けることできます。
●活性型ビタミンD3剤の副作用
倦怠感、脱力感、食欲不振、口喝、悪心、嘔吐、下痢、多尿、多飲、腎不全、頭痛、傾眠、昏睡、筋力低下、筋肉痛、腎結石、動脈壁の石灰化etc
(財)光線研究所 (「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著)