副作用で薬が使えない潰瘍性大腸炎が軽くなった
埼玉県/60歳・女性・主婦
昨年、認知症の義母を引きとり、介護をするようになりました。もともと私はのんきな性格で、とくに介護の疲れやストレスは感じていませんでした。
昨年夏ごろ、義母の介護が原因ではないと思うのですが、体調が悪くなってきました。便が細くなり、スッキリと排便できない状態で、そのうち便に血が混じるようになりました。症状は次第に悪化して、1日10回ぐらいトイレに行くようになりました。
排便は毎回粘血便になり、あわてて病院で内視鏡検査を受けたところ、潰瘍性大腸炎との診断を受けました。この病気は国の難病指定を受けている病気だそうで、まさかこんな病気になるとは、思ってもみませんでした。
病院では早速、サラゾピリンという薬での治療を始めました。しかし、4日くらい服薬を続けたところで熱が出てきて、肝臓の数値も悪くなり、薬は中止となりました。別の薬も検討されたようですが、「肝臓の数値がよくならないと使えない」ということで、病院の治療は何もなく、そのまま経過観察となりました。
そんなとき、以前よりやけどや骨折の治療で大変役立った、わが家の光線治療器のことを思い出しました。この病気と肝臓の改善に使えないだろうかと思い、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)で相談して、次のような指導を受けました。
治療用カーボンは1000-3001番を使用し、両足裏部⑦10分間、両足首部①・両膝部②各5分間、左右下腹部㉓㉔各10分間・腰部⑥5分間、肝臓部㉗・背正中部㉘各10分間照射しました。⑦①②⑥以上集光器使用せず、㉓㉔㉘以上1号集光器使用、㉗2号集光器使用。
まったくの偶然ですが、病院の担当医も光線療法のことをよくご存じで、「光線療法は大変よいのでぜひ続けるように」と、とても理解を示してくださいました。
光線照射1回目ですぐに効果が表れ、1日10回もトイレに行っていたのが、トイレに立つ回数が半減しました。その後も光線照射を続け、徐々に症状もよくなり、1ヵ月ほどで便の状態は正常になりました。
現在、発病して1年経ちますが、症状はまったくなく、肝臓の状態も元に戻り、大変元気に生活しています。光線療法はこれからも続けて行こうと思っています。 難病指定の病気なので、市から見舞金をもらいました。私は大変元気なので、申し訳なく思っています。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著