腹痛と下痢に悩んだ過敏性腸症候群が軽快
【治験症例 1】
過敏性腸症候群
74歳・女性・主婦
◆症状の経過
若いころから疲労の重なりや、ストレスの蓄積があると、すぐに腹痛が起こり、下痢をすることが多かった。病院では胃や腸の検査も受けたが、いつも異常なし。医師には「お腹のことは、あまり気にしないように」と言われた。消化剤や下痢止めを服用すると、かえって食欲が減退し、むかつき感が現れる過敏性腸症候群の症状であった。知人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3002-4008番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)各10分間、背正中部㉘・後頭部③(以上1号集光器使用)各5分間照射。
◆治療経過
治療開始直後から、食後のもたれ感がなくなり、食事がおいしくなってきた。治療開始1週間目から、腹痛がなくなってきた。同時に下痢が治まり、便も固まってきた。
治療開始3週間目には、まったく正常な排便となった。足の冷えもとれ、床に就くとすぐに眠れるようになった。睡眠も深くなり、夜間の排尿で1回は目覚めるが、その後は朝までぐっすり熟睡できるようになった。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著