間質性肺炎の進行が止まり、息切れがなくなった
東京都/68歳・女性・主婦
3ヵ月ほど前から、階段を昇るときに息切れがあり、咳や痰も多く、そのことが気になっていました。私は約3年前に右乳ガン前庭手術を受けており、その後も腫瘍マーカーの値が高めで、右胸の間隔が鈍く、腕を上げるのがつらい状態でした。ガンの再発、転移の予防のため、病院で抗ガン剤治療を受けていました。乳ガンの定期検診時、レントゲン検査で肺の影を指摘されました。後日、肺の精密検査受け、鮮明な陰影で間質性肺炎と診断されました。
医師からは「間質性肺炎のため、血中酸素濃度が少なめなので、抗ガン剤を中止して、月1回の検査でしばらく様子を見よう」と言われました。間質性肺炎は抗ガン剤の影響も疑われることから、しばらく抗ガン剤の投与を中止することになりました。
相変わらず息切れも多く、咳や痰も一向に改善せず、困っていたところ、久しぶりに会った友人に光線療法を勧められました。友人宅で初めて1回、光線照射を経験しました。両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②を各10分間ずつ照射したところ、いくらか咳が少なくなり、からだが楽になった気がしました。この際、きちんと光線照射をしたほうがよいと友人に言われ、早速貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。
貴所では、間質性肺炎だけでなく、乳ガン術後の照射法も指示を受け、治療器を求めて自宅照射を開始しました。
治療用カーボンは3000-5000番を使用して、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腰部⑥は集光器使用せず、肩甲骨間部⑫・後頭部③は1号集光器を使用しました。
乳ガン術後の光線照射には、治療用カーボン1000-4008番で、右腋窩部㊱(2号集光器使用)・右胸(1号集光器使用)を照射しました。照射時間は、⑦①②⑫㊻右胸は各10分間、⑥③は各5分間でした。
光線照射1ヵ月後、階段の昇りの息切れが軽くなり、肺活量が少し増えて、間質性肺炎は進行していないと医師に言われました。また、乳ガン術後の経過も、抗ガン剤を中止したにもかかわらず、高めだった腫瘍マーカーが少しずつ下がってきました。
照射5ヵ月後、階段昇りにいくらか苦しさが残るものの、平らな道では普通に歩けるようになり、咳と痰もずいぶん少なくなりました。定期検診では血中酸素濃度も正常値となり、間質性肺炎が進行してないと言われました。
抗ガン剤の再開を拒否していた乳ガン術後の治療も、「血液検査上の異常がなく、大変安定している」と言っていました。
いつとはなしに右腕の挙上も楽になり、明らかに光線照射の効果が表れたのだと思います。間質性肺炎の光線照射約1年、乳ガン治療も術後から約3年経過しましたが、息切れがすっかりよくなり、階段昇りの息切れもずいぶん軽くなりました。
乳ガン術後は、まったく抗ガン剤を使用していないにもかかわらず、腫瘍マーカーの数値も安定しており、各検査上何の問題もないと言われています。
いまでは、気分よく毎日1時間以上の散歩を楽しんでいます。大変からだが軽くなったので、とても行けそうにないとあきらめていた、そして以前からの夢だったヨーロッパ旅行を計画しています。
光線治療器は、先日2台目を求め、さらに健康なからだづくりのため、毎日張り切って照射を行っています。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著