睡眠時無呼吸症候群が光線療法でよくなった
東京都/78歳・男性・無職/身長163cm・体重75kg
以前からいびきがひどかったのですが、70歳すぎごろから、妻に睡眠時の無呼吸を指摘されていました。最近、無呼吸の時間がかなり長くなったようで、日中もかなり眠いので、病院で検査を受けたところ、重症の睡眠時無呼吸症候群の診断を受けました。
いびきの治療法は、CPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)といって、睡眠中に頭部固定のゴムマスクをつけて気道内に空気圧をかけ、気道を広げる方法を勧められましたが、ゴムマスクなんかつけて寝られるわけはなく、3日でやめてしまいました。また、マウスピースをつけて寝る方法も勧められましたが、口の中がヒリヒリしてこれも3日でやめてしまいました。日中の眠さはどんどん強くなるし、夜間は口で呼吸をしているためか、口中の乾きもひどく、ほかに有効な治療法はないまま、大変困っていました。
そんなとき、友人に光線療法を紹介された妻が、自分の健康上の問題で貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に通院しました。通院とともに体調がよくなっているようなので、私にも通院を勧め、いっしょに通院照射することになりました。貴所の治療室で4台の治療器を同時に使い、次の光線照射を受けました。
治療用カーボンは3000-5000番を使用し、両足裏⑦30分間、両足首部①・両膝部②各20分間、腹部⑤・腰部⑥・後頭部③・左右咽喉部④を各10分間照射をしました。
初診のとき、とても足が冷えていると言われましたが、初めて照射してもらったあと、足が温まり、毎晩1~2回あった夜間尿がなくなったのには驚きました。そして照射を5回受けたころから、家内にいびきが小さくなってきたと言われ、それとともに徐々に日中の眠けが少なくなってきました。
光線照射が10回をすぎるころから、睡眠時の無呼吸の時間も減ってきているようで、自分でも以前より深く眠っているように感じてきました。日中もあまり眠くないし、毎日1~2時間していた昼寝もしなくてよくなってきました。口中の乾きも少なくなってきました。
CPAP療法やマウスピースのようなつらい思いをせずに、光線療法の気持ちよい照射で無呼吸症候群がよくなっていることは、大変うれしいことです。
昨年から、狭心症や軽い脳梗塞なども起こしたので、そちらもよくできるように光線療法をせっせと続けたいと思います。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著