かゆみで寝られなかった頑固な湿疹が改善した
石川県/74歳・女性・主婦
私は今年74歳になりました。昨年暮れに胸部と背部に湿疹が現れ、日ごとに湿疹の範囲が広がり、目立つようになってきました。
皮膚科を受診したところ、「原因となる疾患もないので、老化による湿疹でしょう」と言われました。早速、静脈注射やかゆみ止めの投薬や塗布薬の治療を3ヵ月間継続して受けましたが、症状がまったく引かず、かえって皮膚症状が悪化して、夜はかゆみで眠れない日々が続きました。ウトウトしてもすぐに目が覚めるので、日中も頭重がありフラフラしました。
大学病院の皮膚科を受診し、検査を受けたところ、頑固な皮膚病とのことで強い薬を処方されました。これ以上強い薬は避けたかったのですが、いまの状況では薬に頼らざるを得ませんでした。
しかし、相変わらず効果は見られず、私は途方に暮れてしまいました。ちょうどそんな折に、友人から光線療法を勧められたので、ワラをもつかむ思いで光線治療器を求め、光線照射を開始しました。
☆治療用カーボン3001-3002番
☆照射部位:両足裏部⑦・両膝部②・腰部⑥・腹部⑤(以上集光器使用せず)、背正中部㉘・胸部(以上1号集光器使用)、左右咽喉部④(2号集光器使用)。
☆照射時間:⑦②⑥は各10分間。⑤④は各5分間、その他は15分間の照射。
貴付属診療所(光線研究所付属診療所)の指導どおり光線照射を開始したところ、わずか1週間の照射でからだが温まり、かゆみがやわらいで、気分がよくなってきました。
照射2時間後、さらに皮膚症状がよくなって、診察の予定日に大学病院へ行ったところ、湿疹が半分以上改善していたため、担当医が「弱めの塗り薬と内服薬で、しばらく様子を見ましょう」と言いました。しかし。私はもともと薬の処方を好まず、病院でいただいた薬を自らすべて中止していました。
照射1ヵ月後、皮膚症状が光線照射のみで大変な早さで快方に向かい、頑固な湿疹が完治しました。こんなに早い回復ぶりに、私はもちろん家族も紹介者も信じられないと言っています。かゆみが消え、夜も熟睡できるようになっていたため、頭重、不快感、ふらつきがとれ、大変体調がよくなり自ら皮膚科受診を中止しました。
その後、6ヵ月が経過しましたが、しっかりと光線療法を続けたので、再発の兆しもまったくなく元気に過ごしています。光線療法に携わっておられる皆様に、心から感謝いたします。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著