子どものころからのアトピー性皮膚炎が改善
【治験症例 4】
アトピー性皮膚炎
20歳・女性・大学生・/身長155cm・体重49kg
◆症状の経過
生まれてすぐアトピー性皮膚炎があり、3歳時に母親とともに当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、光線治療を始めた。光線治療を続けたところ、小学校入学前にはアトピー性皮膚炎の症状が改善した。
その後、中学入学時にアトピー性皮膚炎が再発したので、皮膚科での処方薬を塗布していたが、まったく症状の改善がなく、18歳時、光線治療のため当所を再診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3000-3002番の治療用カーボンを使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部(以上集光器使用せず)・左右肘内側・左右咽喉部④(以上2号集光器使用)各5分間照射。
◆治療の経過
ステロイドの塗り薬は中止し、保湿剤のワセリンのみをつけながら、自宅で光線治療を継続した。
足の冷えが軽度であったせいか、治療1ヵ月でほぼよくなり、その後はアトピー性皮膚炎症状が多少出ることもあったが、さらに光線照射を続けたところ、治療2年で完治した。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著