家事もできない関節リウマチの痛みが軽減
【治験症例 3】
関節リウマチ
68歳・女性・主婦/身長160cm・体重59kg
◆症状の経過
5年前の8月、急に右膝の腫れと痛みから始まり、首や肩、両手、両手首などに痛みが急速に広がった。2ヵ月ほどで歩行困難となり、家事がまったくできなくなった。
病院では関節リウマチの診断で、膝の水を何回も抜き、痛み止めの点滴に毎日通院した。発病当時は、息子の離婚や娘の姑の病気があり、ストレスが大きかった。
元来からだの冷えも強かった。大変つらい思いをしていたところ、知人に当付属診療所(光線研究所付属診療所)を紹介され受診した。
◆光線治療
3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②(以上集光器使用せず)、後頭部③・左右肩部⑨⑩・左右手指部(以上1号集光器使用)各5分間照射。
◆治療の経過
治療器を求めて自宅治療を始めたが、手が不自由で治療器操作ができず、しばらく夫に治療してもらった。痛みは全体に薄皮をはぐように軽減し、治療1ヵ月後から家事も少しずつできるようになった。
治療半年で手首から先の痛みだけは残っていたが、がまんできる程度となり、病院の薬は中止した。膝も水がたまらなくなった。
治療5年目の現在、右手首痛が少しあるが、関節リウマチの経過は大変よく、病院の薬も使っていない。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著