更年期障害 2
【治験例 1】
■更年期障害
◆51歳/女性
◆症状の経過:48歳のときに閉経した。この頃から顔のほてりや発汗が多くなり、肩こりも強く、婦人科で更年期障害と診断され、ホルモン注射をときどき受けていた。足の冷えが強く、夜間は2時間おきにトイレに行く毎日だったため光線治療を始めた。
◆光線治療:3001-4008番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両膝部各10分間、両足首部、腰部、左右咽喉部各5分照射。 両足裏部 、両足首部 、両膝部、腰部は集光器使用せず、左右咽喉部は2号集光器使用。
◆治療経過:光線治療を2ヵ月間続けたところ、足の冷えがかなり改善し、顔のほてり、発汗、肩こりも以前より楽になった。夜間頻尿も1~2回となりよく眠れるようになった。以後治療を継続している。
【治験例 2】
■更年期障害
◆54歳/女性
◆症状の経過:若い頃から胃下垂があり、あまり丈夫ではなかった。45歳頃から疲労感、頭痛、不眠、動悸などが強くなり入院したこともあった。自律神経失調症や更年期障害と診断されていた。閉経は52歳。
◆光線治療:3001-5000番の治療用カーボンを使用し、両足裏部、両足首部、左右下腹部、腰部、各5分照射。後頭部と左右咽喉部は1日おきに交互に照射した。
◆治療経過:2ヵ月間の光線治療で疲労感は軽減され、頭痛、動悸はなくなり、就寝前の脱力感も軽くなりよく眠れるようになった。治療開始2年後、食べ過ぎるとときどき胃が痛くなる程度で体調はよい。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・理論と治験」黒田一明著