朝起きられない病気に対する可視総合光線療法 2
【治療例 1】
喘息・白内障・睡眠時無呼吸症候群
71歳 男性 会社員 174cm 75kg
◆症状の経過
69歳時、朝起床の時にボーっとして気分が悪い日が続くようになった。病院で検査の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断。マウスピース装着を勧められた。持病で喘息があり、鼻も詰まりやすく、定期的に耳鼻咽喉科で治療していた。同時期に視界がぼやけるので眼科を受診したところ白内障と診断、光線治療器は20年前に知人の紹介で自宅にあった。自己流で時々治療していたが、効果的な照射方法確認のため当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診。
◆光線治療
治療用カーボン3001-5000番を使用。
両足裏部⑦(集光器使用せず)、後頭部③・眼部⑯(以上1号集光器使用)、左右咽喉部④・左右こめかみ部㊱㊲・鼻部⑯(以上2号集光器使用)を照射。照射時間は⑦は10分間、その他照射部位5分間。
◆治療の経過
当所(光線研究所付属診療所)へ月1回通院治療と毎日自宅治療を行った。睡眠時無呼吸症候群に対して、マウスピース装着と光線治療で日毎に朝の起床時のだるさがとれてきた。9ヵ月後、白内障が進行したので手術を受けたが術後の経過は良好だった。1年後マウスピースの装着が面倒になり装着を忘れることもあったが起床時の気分が悪くなることはなく、目覚めは良かった。2年後の現在、マウスピース装着と光線治療は継続し睡眠の質や朝の目覚めは良い状態を維持している。体重は3kg減った。
光線研究 第644号 令和6年6月1日発行 一般財団法人 光線研究所