
風邪・インフルエンザの予防に対する可視総合光線療法 2
■ビタミンDは急性呼吸器感染症から身を守る(2017年英国の研究)
本研究は英国、米国、日本を含む14ヵ国で実施された25の臨床試験約1万1000人の参加者データを分析した。従来の研究では、ビタミンDが呼吸器感染症を予防すると報告するものもあれば、効果がないと報告するものもあった。本研究によりビタミンDは呼吸器感染症か体を保護するという決定的な証拠が得られた。ビタミンDサプリメント補給の効果は、血中ビタミンDレベル最も低い人でも最も大きく、間隔を空けて投与するのではなく、毎日または毎週補給した場合に最も高かった。また、ベースラインの血中ビタミンDレベルが高い人も効果はあったが、その効果はより小さくなった。
■可視総合光線療法
光線療法は、光と熱エネルギ―を体に供給することにより免疫機能を強化します。血液循環が促されることで免疫細胞が全身の隅々に行きわたることを手助けします。特に、鼻やのどなど冷えや乾燥に弱い部位にも、集光器を使用することで粘膜の血流を高めることが期待できます。さらに、定期的な光線照射は血中ビタミンD濃度の適正維持にもつながり、総合的な免疫力強化に寄与します。
◆治療用カーボン
予防目的に3000-5000番、または5002-5002番。鼻部への照射は、3001-4008番または3001-5000番。病気や症状がある場合は、その症状に対応した治療用カーボンを使用。
◆照射部位及び時間
両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)、肩甲骨間部⑫・後頭部③(以上1号集光器使用)、左右咽喉部④・鼻部⑧(以上2号集光器使用)。⑦10分間、その他部位各5~10分間照射。鼻部は照射器から30~40㎝離れて、目を軽く閉じて照射。
光線研究・第649号 令和7年4月1日発行 一般財団法人 光線研究所