ガットフレイル・機能性でディスペプシアなど胃腸の不調に対する可視総合光線療法 3

 機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)の患者の経過を見ていると血中のアミラーゼ値が高値を示す場合があります。アミラーゼは膵臓の消化酵素で(唾液腺からも分泌)、この値が高い場合は膵炎が疑われます。しかし膵臓をCT、MRIで検査しても特別異常がない場合があります。膵炎の原因は男性で飲酒が最も多く、女性では原因不明の特発性が多く見られます。胃痛・胃もたれ、便秘・下痢、腹痛・背中痛、腹部膨満感、食欲低下・体重減少、不眠、うつ傾向などの症状で苦しんでいる患者ではアミラーゼ値が高いと膵炎が疑われ、膵炎の薬を投与されます。しかしアミラーゼ高値の多くは心配なものではなく体質的な場合もあります。

 可視総合光線療法は機能性ディスペプシアなど胃腸の不調に対して、光と熱エネルギーを補給して、冷えた体を温め、血行を改善し、免疫機能や胃腸の働きを司どる自律神経系の乱れを調節して胃腸症状を改善していきます。また光線照射によるビタミンD産生でビタミンD濃度を適正に維持することで胃腸の調子がよくなってくるとアミラーゼの高値が徐々に低下する場合があります。胃腸症状の改善は栄養不足の解消、体重や筋力の増加、精神安定によって日常生活の質を高めて、ガットフレイル予防につながります。

機能性ディスペプシア(胃排出の遅延・加速のどちらもあり、消化管の過敏をともなう)は3001-5000番、3001-4008番、3000-5000番使用。胃不全麻痺(胃腸排出遅延)は3002-4008番、6006-5000番、1000-3002番使用。

両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②各5~10分間、腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)各5分間、背正中部㉘・後頭部③(以上1号集光器使用)各5分間、肝臓部27・上腹部⑪(以上2号集光器使用)各5分間照射。これらの部位を症状に合わせて選択する。なお、治療初期は腹部、腰部への照射が反応が出やすいので控えることがある。

光線研究 第647号 令和6年12月1日発行 一般財団法人・光線研究所

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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