朝起きられない病気に対する可視総合光線療法 4
【治療例 2】
起立性調節障害
23歳 女性 会社員 169cm 58kg
◆症状の経過
14歳(中学3年)の頃、朝起きられなくなった。夜になると元気な状態になり眠れなくなる悪循環だった。小児科を受診し起立性調節障害と診断。服薬を始めたが効果を実験できず、その後は病院と相談し、薬を変えてみたが効果はなかった。心配した母親から光線治療を勧められ当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボン3002-5000番を使用し、⑦①②③⑮各10分間照射。
◆治療の経過
服薬と光線治療を併用し徐々に朝起きられるようになった。手足の冷えが大変強く体調は日によって波があったが中学・高校・専門学校をなんとか卒業でき、光線治療に助けられたと感じていた。卒業でき、光線治療に助けられたと感じていた。卒業後公職し光線治療はやらなくなった。仕事のストレスから精神が不安定になり会社を半年で辞め、その後2度別の会社に就職するも長続きしなかった。朝起きられず、腰痛、息苦しさ、食欲不振もあり病院で再発と言われた。22歳時に当付属(光線研究所付属診療所)に相談し、光線治療を再開。以前の照射方法に腹部⑤、腰部⑥各10分間を適宜追加照射。徐々に冷えが緩和し、少しずつ気持ちが前向きになり、朝起きられるようになってきた。2か月後、筋力トレーニングも始め腰痛と息苦しさ、食欲不振が改善、3か月後再就職した。1年経過した現在、体調は良好で問題なく仕事も行っている。
光線研究 第644号 令和6年6月1日発行 一般財団法人 光線研究所