首下がり症に対する可視総合光線療法 2

【治療例 1】

パーキンソン病・首下がり

74歳 女性 158cm 53㎏

◆症状の経過

 65歳時、足の震えが始まった。病院を受診し「パーキンソン病」と診断。処方薬を服用すると震えは止まった。しかし、動作が徐々に遅くなり、首が硬直して下がりやすくなった。寒い時はこれらの症状が顕著に表れた。元々冷え性だったが、パーキンソン病診断後、冷えをより強く感じるようになった。心配した友人の勧めで67歳時に当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診。

◆光線治療 

治療用カーボンは3002-5000番を使用。⑦①②⑥㉜、腹部⑤、背中全体。左右首筋部各5~10分間照射。

◆治療の経過

光線治療後、体全体が軽くなっていることを実感したので、週1回当所への通院治療を開始。1ヵ月後、冷えが和らぎ、以前より足の運びがスムーズになった。2ヵ月後自宅に光線治療器を用意して毎日治療を継続し首の硬直、さがりやすさは抑えられていたが、徐々に治療が面倒になり、5年間治療を止めてしまった。74歳時、パーキンソン病の服薬は継続していたが、首の硬直、下がりが顕著になり慌てて当所を再診。当所での光線治療後痛みや張りが軽くなった。その後自宅治療も再開し、1ヵ月後、首を上げることはまだ困難だが、痛みや張りは楽になり治療は継続中である。

光線研究 第641号 令和5年12月1日発行 一般財団法人 光線研究所

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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