肝胆膵疾患に対する可視総合光線療法 4
【治療例】
胆管ガン
74歳 男性 設備業
◆症状の経過
42歳頃から健診時、高血圧、脂質異常を指摘されていた。45歳時、知人の紹介で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診、光線治療を開始。仕事が多忙で光線治療は不規則、48歳時より降圧剤を服用。59歳時、めまい感、胸部圧迫感があり、検査では異常はなかったが、光線治療のため当付属診療所を再診。
◆治療の経過
自宅で治療用カーボン3000-5000番を使用し照射を開始。仕事で出張が多く過労が続いていたため、高血圧は降圧剤服用でも150/90mmHgと高値。62歳時、緑内障と診断、点眼薬を使用。緑内障は3001-5000番を使用し腹部への照射を追加。光線治療半年ほどで眼圧は低下。61~64歳まで光線治療で血圧、血行状態は安定していたが、66歳頃から仕事で過労が重なり、67歳時、腹痛、背中痛で入院し、胆管ガン(ステージⅡ)に診断で手術し、術後は放射線治療を受ける。治療用カーボン1000-3001番を使用し照射を続け体温の上昇により放射線治療の副作用は少なく、体力回復が早かった。放射線治療後も食欲、便通、睡眠は順調で腫瘍マーカーは異状なくガン再発の徴候はなかった。術後7年の現在、ガン再発はなく、光線治療により血行状態、血圧は良好で体温も高い。
◆光線治療
胆管ガンは1000-3001番を使用。照射部位は⑦①②⑤⑥各5~10分間、㉗㉘各10分間、③④各5分間照射(交互照射)
◆胆管ガンの治療用カーボン
一般的に1000-5000番、1000-4008番、1000-6000番、1000-5002番などを使用。
光線研究 第641号 令和5年12月1日発行 一般財団法人 光線研究所