細胞間リンパ液と可視総合光線療法 5
【治療例 2】
手指骨折後の腫れ
62歳 女性 主婦 157cm 55kg
◆症状の経過
転倒で右手をついたときに、右手の中指を骨折した。3週間ギプス固定で骨はついたが、手がパンパンに腫れ、手指も手首も動きが悪く、動かすと痛みがあった。光線治療は若い頃から何かあれば使用していたが、今回骨折後の回復のために当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診。
◆光線治療
治療用カーボン3001-4008番を使用。⑦10分間、②③各5分間、右手首と右手指はそれぞれ表と裏1号集光器を使用し各10分間照射。
◆治療の経過
1ヵ月の自宅治療で右手の腫れはかなり引いた。手指はまだ完全に伸びず、握りも不完全だったが、その後徐々にも動きも良くなり握力もでてきた。天気が悪いと手指の鈍痛が出やすかったが、普段の痛みはあまり感じなくなった。3ヵ月程で腫れと痛みは完治し、手首の動きも正常に戻った。手指はまだ完全に握れなかったが、半年ほどでほぼ元通りに回復した。
◆コメント
骨折後の腫れは、骨折後の損傷部位を治すために細胞間リンパ液が増えている状態です。光線治療はこの増えたリンパ液の代謝を促進することで、損傷部位の回復が早まり、結果腫れが早く引くことにつながります。
光線研究第640号 令和5年10月1日発行 一般社団法人 光線研究所