夫源病・妻源病に対する可視総合光線療法 3
【治験例 2】
高血圧、下痢 70歳 女性 147cm 49kg
◆症状の経過
67歳時、夫の定年退職後、遠方で一人暮らしの高齢の実母の処へ夫婦で長期間行くことになった。その頃から夫が一日中家にいることがストレスになり、収縮期血圧180まで上昇、降圧剤を開始したが血圧は下がらなかった。お腹の調子も悪く下痢になることが多かった。以前に肩痛、胃ガン、甲状腺ガン術後ケアで効果的だった光線治療を頼り治療法確認のため当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは、3000-5000番を使用し、⑦①②、腹部⑤、腰部⑥、③④を照射。照射時間は⑦10分間、その他の部位は各5分間。
◆治療の経過
自宅で毎日光線治療を行ったがなかなか改善はしなかった。半年後、以前住んでいた家に一人で帰省し、1ヵ月程度生活したところ血圧が正常値に戻り下痢も少なくなった。担当医に話すと「夫妻病かもしれない」と言われた。夫の言動で体調を崩すことが多かったので納得した。光線治療を根気強く行い、少しずつ気持ちが穏やかになってきた。元々の家と母の家両方に光線治療器を用意し、どちらに滞在しても毎日光線治療を行った。以前は夫の言動全てにイライラしていたが少し受け流せるようになってきた。3年後の現在、光線療法を継続し外出や帰省する頻度を増やし、夫とはちょうどよい距離感を心がけ血圧は安定し、体調良く過ごせている。
光線研究第639号 令和5年6月1日 一般財団法人 光線研究所