
夫源病・妻源病に対する可視総合光線療法 2
【治験例 1】
不眠 79歳 女性 主婦 147cm 46kg
◆症状の経過
73歳時、夫が脳疾患で半身不随で半身麻痺になり介護生活が始まった。夫は常に命令口調でストレスが溜まり、心身共に疲れ果ててしまった。夜に布団の中で夫とのやりとりをいろいろ考えてしまい疲れているのに眠れないという悪循環になっていた。幼い頃より両親が光線治療器を愛用していたこともあり、時々両足裏部⑦のみ1時間照射することもあった。少しでも今の体調を良くしたい一心で当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3002-5000番を使用。両足裏部⑦1時間、後頭部③5分間、前額部⑮10分間を照射。
※多くの部位を照射する元気がなく、少ない照射部位を希望。
◆治療の経過
自宅で毎日光線治療を行い、週1~2回当所へ通院治療を行った。光線治療を行うとリラックスし、心身の緊張が和らぎ、徐々に眠れるようになってきた。その後、夫は施設に入り夫と合わない日は割と元気に過ごせて夜も眠れることに気が付き、自分は夫源病なのだと思った。光線療法を継続し、夫と会っても以前のようにストレスを溜め込んで疲れ果てたり、眠れないことがなくなった。現在は自分から積極的に誘って友人と食事したり孫と遊んだりと充実した時間を過ごし体調は良い状態を維持できている。
光線研究第639号 令和5年6月1日 一般財団法人 光線研究所