過労に対する可視総合光線療法 4
【治療例 2】
肝数値異常高値・過労
75歳 男性 178cm 78㎏
◆症状の経過
8年前の急性心筋梗塞カテーテル手術後より、70日後の定期検査を受けた。禁酒や禁煙を行い、服薬と体重管理や食事療法などで、術後経過は良かった。今年初の病院検査で、今まで異常なしの肝数値3種類が急上昇し全て3桁であった。担当医より原因となる様な事が無かったか聞かれたが自覚はなかった。ただ、現場仕事管理の仕事で人で不足もありストレスが強かった。また、現場仕事にも出かけ大量の資材運搬も手伝っていた。現場では、管理も厳しく多忙で昼夜もままならない状況であった。1週間寝不足が続き疲労が取れなかった。翌日の病院精密検査を控え、以前不調の時に助けになった光線治療を思い出し当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボン3001-4008番を使用。⑦②・後大腿部㉚・⑤⑥(以上集光器使用せず)、背正中部㉘(1号集光器使用)、肝臓部㉗(2号集光器使用)4台の治療器を使用し合計30~40分間照射。
※㉚と⑥は臀部一緒に照射。
◆治療の経過
光線治療を久々に受けて足が冷えていることを実感した。出来るだけ毎日来院してもらうことにした。翌日予定の病院検査は、翌週に変更した。通院を続けると、光線照射後、少し元気になりひどく疲れていたことを自覚した。また、寝返りを打つたびに腰や臀部の痛みを感じ、現場作業後や臀部の痛みを感じ、現場作業の疲労を痛感した。当所(光線研究所付属診療所)通院1週間後痛みは軽減したが、疲労感は大きく変わらなかった。予定して病院検査は大雪警報でまた1週間延び、当所への通院に余裕ができ、また、現場仕事も目途が立って、光線治療を続けられた。通院時「顔色が良くなってきた」と指摘したところ自身でも違いを感じた様であった。その後病院での精密検査では、肝数値2つは基準値内、残りの1つも許容範囲となり、病院治療は必要なく、1ヵ月後の経過観察となった。
『光線研究 第637号』令和年4月1日発行 一般社団法人 光線研究所