東京都　55歳　女性　　　〇本　〇子様

　10年以上前、夫が寝たきりになり看病生活が始まりました。自分も仕事を持っていたので看病と仕事で疲労が抜けない日々が続きました。そのせいか血圧が徐々に上がり200/110という数値になりました。まずいと思い病院を受診して降圧剤の服用が始まりました。その後は割合落ち着いていましたが、3カ月程前から、服薬しても190/100位まで上がることがあり、不安な気持ちで鬱っぽくなってしまいました。落ち込んだ状態を見かねた友人が光線治療を勧めてくれました。何かにすがりたい気持ちだったので早速貴付属診療所（光線研究所付属診療所）を受診しました。

　貴所で治療器4台を使用しての治を初めて受けた後、体がぽかぽかと芯から温まり、とても気持ち良かったのですが、ものすごくだるくなりました。貴所で治療後の陽性反応の説明を聞いていたので驚きませんでしたが、きっとこのだるさは自分の体が休みなさいと言っているんだと思いました。その晩は血圧が120/80まで下がりいつもよりよく眠れました。翌日、いつも何となく感じていた、こめかみの辺りの重苦しさが軽くなっていました。暫く貴所へ通院して治療をしていましたが、夫の看病もあり通院5回終了後は治療器を用意して自宅治療を始めました。

　光線治療を始めて3ヵ月後の現在、光線治療にも慣れてだるさは出ず、血圧は平均して135/85位で落ち着いています。以前より体が軽く感じられ、じわじわと光線治療の効果を実感し始めました。そして、何よりも一番うれしかったのは看病疲れが和らぎ不安な気持ちがなくなったことです。あれほど不安で押しつぶされそうになっていたのに光線治療でスーッと気持ちが楽になり、自分でも不思議なくらいで信じられませんでした。息子から何気ない一言ですが「母さん最近笑顔が出るようになってきたね」と言われるようになりました。自分が元気になって笑顔になれたことで家族と関係も前より良くなったような気がします。光線治療にはいろいろな効果があるのだと実感し感謝しております。

【光線治療】

治療用カーボン5002－5002番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥（以上1号集光器使用せず）、後頭部③（1号集光器使用）、左右咽喉部④（2号集光器使用）。照射時間は⑦10分間、その他の照射部位は各5～10分間照射。

『光線研究　第636号』令和年2月1日発行　一般社団法人　光線研究所

馬込沢うえだ鍼灸院