ミトコンドリアを活性化させる可視総合光線療法 2
■光線治療方法
◆治療用カーボン
ミトコンドリアを活性化する紫外線・可視光線・赤外線は、どのカーボンにも含まれているので、どのカーボンを使っても、ミトコンドリアは活性化されます。
具体的には、病気や症状に合わせたカーボンの組み合わせで対応します。
冷えが強い場合や体力が低下している場合は、照射時間や照射回数を増やし、長期的な照射が必要になります。
◆照射部位及び照射時間
両足裏部⑦10分間、両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)、後頭部③(1号集光器使用)、左右咽喉部④(2号集光器使用)、左右咽喉部④(2号集光器使用)各5分間。症状がある部位を各5~10分間追加。
【治験例1】
だるさ・疲労感
39歳 女性 主婦 161cm 52kg
◆症状の経過
子供の頃から、だるさ・疲れやすさ、寝付きの悪さ、頭痛、冷えなどがあった。学校もやっと通学していたが、病院検査では特に異常はなかった。28歳時に結婚したが、だるさと疲れやすさで家事もやっと行っていた。30歳の時に知人に光線治療の話を聞き、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診。
◆光線治療
治療用カーボン3000-5000番を使用、⑦①②⑤⑥③④各5~10分間照射。
◆治療の経過
体力的に通院は難しいので、光線治療器を用意し自宅治療を開始。1日1回の治療では全く温まりを感じず1日2回の治療をしたところ、身体が温まるようになってきた。半年ほど治療して疲労感は少なくなってきた。その後は年単位でだるさ・疲れやすさ、寝付きの悪さ、頭痛は改善されてきた。8年後には冷えやすさはあるもののそれ以外の症状は解消された。家事もしっかり出来るようになった。仕事も始めて通勤で片道30分間歩き、毎日のジョギングや週1回のスポーツジムにも通えるようになっている。
◆コメント
本症例では、当所(光線研究所付属診療所)で測定している血管年齢や骨量や自律神経の数値はいずれも悪くなかった。病院検査でも何も異常がなかったことから、ミトコンドリアの働きが悪くエネルギーが不足していた状態だったのではないかと考えられる。
『光線研究 第634号』令和4年10月1日発行 一般社団法人 光線研究所