嚥下障害・左下肢の筋力低下

 86歳・男性/172cm・47kg

◆症状の経過 

 5年以上前から、薬やサプリメント錠剤の服用時に飲み込みにくさ(嚥下障害)があった。ここ数年でこの障害がよりひどくなり、むせてしまうことが増えた。噛む力は衰え、硬いものは食べられなくなっていた。唾液の出も悪くなっていたが、その他の飲食には支障がなかった。また、若い頃に腰の椎間板ヘルニアの手術を受けていたが、左下肢は力が入りづらく時々痺れることがあった。最近では、特に左母指が反らしづらく、玄関マットなどにつまづくことが増えた。光線治療は、父の代より愛用し当所(光線研究所付属診療所)へ通院治療も続けていた。

◆光線治療

治療用カーボ3002-5000番を使用。両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)、眼鼻部⑯・のど正面・後頭部③(以上1号集光器使用)、左右咽喉部④(2号集光器使用)、当所では治療器4台を使用し合計40分間照射。

※⑯と一緒にのど正面、口中部⑧も照射する。

◆治療の経過

 自宅で毎日⑦を照射し、仕事の合い間に週3回程当所(光線研究所付属診療所)へ通院。通院時の腰痛や歯科治療後の歯や歯茎の不調に対して患部に集光器を用い追加照射した。度々生じるこれらの不調は、数回の光線治療で軽快したが、嚥下障害と左拇指のひっかかりは、1年以上続いていた。光線照射と共に自宅でしゃがみ込みやスネのマッサージも開始した。徐々に痺れやつまづく頻度が減ってきた。嚥下障害に関しては、治療用カーボンを変更したり、③や④、胸骨部㉛などの照射でもあまり変化がなかった。一度、のどの照射の際に、⑧も同時に照射したところ飲み込みが明らかに楽になった。⑯を1号集光器で照射する際にも口を開け⑧の照射を開始した。その後は、徐々に嚥下障害が良くなってきた。⑧の照射開始3ヵ月が経過した現在では、まだ完壁ではないが、飲み込み時のストレスはかなり減った。左下肢もしびれることが減り、つまづきがない状態を維持している。

『光線研究 第631号』令和4年4月1日 一般社団法人 光線研究所発行

kiichiro2
  • 大和市中央林間で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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