皮膚科でも治らなかった尋常性乾癬が改善
神奈川県 〇沢 〇様
60歳男性です。今から10年程前の話です。左足首に赤みがかった小さな発疹ができてきました。直に治るだろうと放っていたところ徐々に拡がり、半年後には右足にも同様の赤い発疹が出てきました。痒みがひどい時には痛みもあり近くの皮膚科を受診して、ステロイドの塗り薬を処方されましたが、その後も発疹の範囲は拡がり続けました。病院を変えて診てもらったところ「尋常性乾癬」と診断され、ステロイドの塗り薬と内服薬を処方されました。しかし、1年半が過ぎても、発疹は範囲を拡げ、左の太ももにも現れてきました。
何とかならないかとの思いでインターネットを検索すると、光線治療が有効であった例をを見つけ、これはと思い早速貴付属診療所を受診しました。
貴所(光線研究所付属診療所)の先生から「乾癬はまず状態を安定させることが先決なので患部への刺激を極力控え、食事や生活習慣も気をつけるようにして下さい。また治療には時間が掛かると思われるので根気強く治療しましょう」と説明を受け、自宅で毎日朝晩2回ずつ光線照射を行いました。
痒い時にステロイド剤を塗っていたのを止め光線治療をしました。すると症状が安定してきました。光線照射を日課にしてから2ヵ月後には、皮膚の色が赤い状態から薄く濁った色に変色してきました。度々貴診療所を受診し、痒みの強い箇所は時間を長く光線照射するように指導されました。1年が経過する頃には、ほぼ元の皮膚の状態に戻りました。再発しやすいろ言われていましたが、10年以上経った今でも再発はありません。光線との出会いは私にとって一生ものの財産と思っています。
◆光線治療
治療用カーボン3000-3002番を使用。照射部位は、両足裏部⑦・両足首部①・両スネ部・腓腹筋部㉙・後大腿部㉚・左下腿内側部・左大腿外足部(全て集光器使用せず)。照射時間は、⑦は10分間、その他は各5~10分間照射。
『光線研究 第628号』令和3年10月1日 一般財団法人 光線研究所発行