痒疹・糖尿病

 男性・63歳・農業/166cm・63㎏

◆症状の経過

 当所(光線研究所付属診療所)受診3カ月前に、突然に左右の母指に強いかゆみが出た後、全身の痒みと発疹が発症、皮膚科で痒疹と診断され一生治らないと言われた。同時期に糖尿病が見つかりHbA1cは9%あり服薬を始めた。痒疹は抗アレルギー剤や痒み止めが処方されたが、効果がなく、強い痒みで熟睡できなかった。そんな時行きつけの床屋で光線治療を紹介され当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。

◆光線治療

治療用カーボン3001-3002番使用。両足裏部⑦・スネ部・膝裏部・大腿部前面・腹部⑤・腰部⑥・胸部・背中部(以上集光器使用せず)、⑯・頭頂部㉒(以上1号集光器使用)各5~10分間照射。

◆治療の経過

当所(光線研究所付属診療所)に1日おきに通院治療を続けた。治療数回で、痒みの軽減と赤みが薄くなる実感があった。1カ月程で顔の発疹がきれいになり喜んだ。2カ月目から通院を週2回にした。全体に痒みや赤みは軽減してだいぶ眠れるようになった。しかし特に頭皮の痒みが強く、治療用カーボン3009-6004番に変更した。その後症状は一進一退で、3ヵ月目から治療用カーボンを4000-4009番に変更。しばらく赤みや痒みが増す感じがあったが、徐々に治まってきた。光線治療開始10ヵ月後、痒疹がしこりになった所は残っているものの、痒みはとれ、乾燥していた皮膚もしっとりし、大変きれいになった。

『光線研究 第628号』令和3年10月1日 一般財団法人 光線研究所発行

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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