副鼻腔炎・嗅覚脱失
女性・主婦・75歳/149cm・55kg
◆症状の経過
60歳代後半、めまいで耳鼻科を受診時、副鼻腔炎を指摘された。めまいは治癒したが、その後徐々に嗅覚が低下し数ヵ月でニオイが全く分からなくなった(嗅覚脱失)。耳鼻科で副鼻腔炎治療したが、鼻詰まりや後鼻漏も続き、嗅覚は回復しなかった。75歳時に、膝痛と腰痛の治療に光線治療が良いことを友人に聞き当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆治療の経過
当初に週1、2回の通院治療を開始。膝痛と腰痛の治療だけでなく、鼻の治療も同時に行う。通院2回ほどで、膝痛や腰痛が軽減する感じがあった。通院3回後、5、6年ぶりに、僅かにぬかみそと石油の臭いが分かり大変喜んだ。その後治療開始2カ月後位まで通院治療のたびに嗅覚は徐々に回復し、腰痛もよくなった。通院を1カ月ほど休んだところ腰痛が悪化した。それとともに鼻図詰まりがひひどくなり臭いがわからなくなった。再び通院を頻回に行い1ヵ月ほどで8割方嗅覚は回復した。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②を各10分間、両膝裏部・腰部⑥・背中(以上集光器使用せず))・頸椎下部㉜各5分間、右膝内側10分間(以上1号集光器使用)、鼻部⑯(2号集光器使用)10分間照射。
『光線研究 第632号』 令和4年6月1日 一般財団法人 光線研究所発行