光線治療50年、お陰さまで元気です
長野県/90歳・男性・農業
光線治療との出会いは、いまから50年前、40歳のときでした。当時、私の母は腰が直角に曲がるほどの腰曲がり(脊柱後湾症)で、いつも腰痛に苦しんでいました。
あるとき、友人に光線治療を紹介され、当時日本橋にあった光線治療院(一般財団法人光線研究所の前身)にお伺いしました。故黒田保次郎先生に治療法に教えていただき、自宅治療を行いました。母の腰は完全には伸びませんでしたが、腰痛を訴えることはほとんどなくなりました。
私自身の光線治療体験は、50歳のときでした。尿管結石で突然、強烈な腰痛になりましたが、貴研究発行の『遺伝と光線』に書かれていた通り、3001-4008番の治療用カーボンで、左下腹部㉓を1時間照射したところ、尿管結石の激痛が治まりました。それ以降、毎日30分から1時間照射を続けると、4日目には痛みが全くなくなりました。
また、60歳のときには、胃の痛みで検査を受けたところ、胃潰瘍と診断されました。医師からは、「治まるまで長くかかるよ」と言われ、内服薬治療を始めましたが、自宅で光線治療も併用しました。
このときは3001-4008番を使用し、上腹部⑪・背正中部㉘を各30分間照射しました。1週間の光線照射で痛みはなくなってので、それ以降は各15分間ずつ照射に変更して、光線治療を続けました。3カ月後の検査では、胃潰瘍の部分はきれいに治っており、主治医も回復の早さに驚いていました。
80歳のときは、加齢性の白内障と飛蚊症、老人性角化症で顔面のかゆみに悩まされました。
白内障は手術を勧められ、顔面のかゆみはステロイド剤を処方されましたが、3001-5000番の組み合わせで眼・鼻部⑯・左右こめかみ部㊱㊲を照射しました。すると、顔面(角化症)のかゆみは1週間で引き、1カ月で皮膚のかさつきが気にならなくなりました。この治療は現在も1日おきに続けています。このため、白内障の進行はなく、飛蚊症もほとんど気になることはありません。
82歳のときには、畑仕事をしているときに突然外科で坐骨神経痛と診断され、湿布を大量に処方されましたが、光線治療2週間で痛みは全く感じなくなりました。
最近になって、右手がしびれるようになり、整形外科で変形性頸椎症と診断されました。現在、患部(右肘部・右手部)照射を中心に、光線治療を始めて半年になります。90歳という年齢のためが、これまでのような即効性はありませんが、しびれは確実に軽くなっています。
私は、死ぬまで光線治療に頼っていこうと思います。これからもよろしくお願いいたします。
◆光線治療(坐骨神経痛)
治療用カーボン:3002-4008番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・腓腹筋部㉙・両膝部②・後大腿部㉚・腰部⑥・左臀部⑭を各10分間照射。⑦㉙②㉚⑥は集光器使用せず、⑭は1号集光器使用。
◆光線治療(変形性頸椎症)
治療用カーボン:1000-3002番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・両膝部②・頸椎下部㉜・左右咽喉部④・右肩部⑩・右後肘部㉞(患部)・右手部(患部)を各10分間照射。⑦②は集光器使用、④は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修