アルツハイマー型認知症の症状が改善した
千葉県/64歳・男性・無職(報告者・妻)
64歳を迎えた夫は、仕事をリタイヤ後、徐々に物忘れが目立ち始め、とくに半年前から症状が進んできました。夫は大変几帳面で、気難しい性格でしたが、人の名前を朝食のメニュー、日によっては食べたことすら忘れるようになしました。
夫を説得して病院を受診、頭部CTやMRI検査を受けたところ、医師から「脳が年齢より大分萎縮している。萎縮した脳は元には戻らないので、現在の状態を維持し、悪化を予防するよう、うまく生活していくしかない」と言われました。夫の病気は、脳がしだいに萎縮し、知能やからだ全体の機能も衰えていくアルツハイマー型認知症で、根本的な治療法は見つかっていないそうです。
進行を遅らせる薬が処方され、同時にお酒とタバコを減らすか、できれば中止するように指導されました。ところが、本人は自分が認知症であることもよくわからず、お酒とタバコをやめることなど、全く耳を貸そうとしません。
タバコをくわえながら、一日中、天井を見つめている日が多くなりました。目に光というか覇気がなく、話しかけても返事がほとんどなく、長い時間ボーッとすることが多くなりました。食欲もあまりないようです。たまに散歩に誘っても、あま興味を示しませんでした。夫本人が、自分では病気の自覚がないので、私たち家族には病気に対する心配と、大きな心理的負担がありました。
そんな折、以前使った光線治療器のことを思い出しました。認知症の症状を少しでも軽減させたいと願い、貴研究所発行の書籍にあった症例を参考にして、自己流で光線治療を行いました。しかし、それだけでは地震が持てなかったので、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談して、適切な光線治療の処方をいただきました。
貴所の先生の指導通り、適切な光線治療法の処方をいただきました。
貴所の先生の指導通り、自宅で毎日欠かさず、しっかりと、夫に光線治療を行いました。
すると、光線治療1カ月後、少しずつ会話が多くなり、だんだん食欲も出てきました。
さらに2ヵ月後、夫の目に覇気が感じられるようになり、自分から軽い散歩をするようになりました。光線治療による効果が表れてきたので、気休めでしかなかった薬の服用を中止ました。
その後、夫はどんどん食欲が増進して、散歩の距離も長くなり、ボーッとしている時間が少なくなりました。かつて会社に勤めていたころの夫に戻ってきて、頭の回転が徐々によくなり、物忘れの回数も少なくなってきました。
自分がいま病気であることを自覚したようで、タバコの本数とお酒の量がかなり減りました。いまでは、私との会話もかみ合い、眼の輝きが戻りました。この夢のような回復ぶりには、私たち家族はもとより、友人たちも全く信じられない光景でした。
とくに、「脳の萎縮は常識的に元に戻らない」と言った担当医は、思ってもみなかった主人の回復ぶりに、大変不思議そうな顔をしていました。
以前、担当医には、光線治療のことを「血液の流れをよくする治療法です」と話していたので、「血流をよくする治療法が、脳とその周辺に刺激を与え、よい方向に作用しているのかな?それにしても不思議なことですね」と言っていました。
いつか折りをみて、光線治療のすばらしい効果を、医師や友人たちに話してみたいと思います。
また、光線治療のお陰で、認知症の改善だけでなく、長年つらい思いをした夫の腰痛も自然と治っていたことに大変驚き、かつ感謝しております。今後、私たち家族は生涯、この光線治療とのご縁を大切にしてまいります。光線治療と貴所の先生に心から感謝申し上げています。
◆光線治療
治療用カーボン:3002-5000番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・両膝部②を各10分間照射、腹部⑤・腰部⑥・頭頂部㉒・前額部⑮を各5~10分間照射、後頭部③を5分間照射。⑦②⑤⑥は集光器使用せず、㉒③は1号集光器使用、⑮は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修