不安神経症の動悸、息苦しさが改善した
東京都/44歳・女性・会社員(161cm、48kg)
長年、会社で経理職としてバリバリ働いてきました。とくにストレスはなかったのですが、3年前の12月、心臓がバクバクして、胸が締め付けられ、息ができなくなる苦しさに襲われました。
病院で心臓の精密検査を受けた結果、とくに異常はなく、更年期によるものか、不安神経症だろうとの診断で、抗不安剤(弱めの精神安定剤)の服用を始めました。
ところが、抗不安剤を飲んでも、心臓の動悸は治まりません。全身の筋肉が硬く緊張する、手足がしびれる、からだに熱感や冷えが交互に襲ってくるなどの症状は一向に改善しませんでした。病院で出される薬の量が増えるだけで、精神的な不安状態は改善せず、本当に困っていました。
半年ほど、つらい日々を送っていたときに、私のことを心配した友人から、光線治療を勧められました。早速、
貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。
貴所の先生には、「からだが大変冷えていて、全身の緊張が強くなっています。光線治療でからだをよく温め、全身の緊張をとるようにすれば、それらの症状はよくなりますよ」と言われました。
貴所で受けた治療は、光線治療器4台による30分間の照射でした。大変気持ちよく、心身ともにリラックスしました。光線治療なら不安障害を改善できると思ったので、自宅用に治療器を用意しました。貴所から光線治療の処方をいただいて、早速、自宅での光線治療を開始しました。
光線治療でからだが温まり、緊張がゆるむので、最初の日から、1日2回治療を行いました。
光線治療を1カ月、2カ月と続けるうちに、動悸が治まり、からだの緊張がとけて、手足のしびれも楽になりました。夜もよく眠れるようになり、日常生活で困るような症状はなくなりました。
その後、病院では症状の変化に応じて、処方される薬の量を徐々に減らしました。現在、光線治療を始めて3年ですが、1日3種類の薬を3回服用していたのが、1日1回でよくなりました。
いまでは仕事の量を少し減らし、ウォーキングや好きなスポーツを楽しんでいます。さらに薬を減らせるよう、光線治療を続けたいと思います。
◆光線治療
治療用カーボン:3002-5000番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・両足首部①を各10分間照射、・両膝部②・腰部⑥・後頭部③・左右咽喉部④を各5分間照射。⑦①②⑥は集光器使用せず、③は1号集光器使用、④は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修