再発を繰り返したぶどう膜炎が治癒した
埼玉県/15歳・女性・高校生(報告者・妻)
娘が中学3年生の11月ごろ、眼が充血して痛みも出てきました。眼科を受診したところ、ぶどう膜炎と診断されました。ぶどう膜は眼球を包んでいる膜で、そこに炎症が起きていました。この病気は細菌やカビなどでの感染症や膠原病(自己免疫疾患)からも起こるようですが、原因不明なことも多く、娘の原因も特定できませんでした。
ステロイド剤の投与ですぐに治りましたが、1カ月後に再発しました。病院では「免疫の異常で起こる病気で再発を繰り返すので、その都度ステロイド剤で治療します」と言われました。
家庭医学の本には、「過労やストレスが再発につながる」と書いてありました。実際、娘が発病したころは受験勉強中で、大変なストレスがあったようです。高校入学後も片道2時間以上の通学で疲れがたまって、ときどき再発していました。
そんなとき、ある本で貴研究の光線治療のことを知り、早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。
貴所では、娘の血行状態が悪く、血管年齢は41歳のとのことでした。からだが大変冷たいことを指摘され、「まず、からだを光線治療でよく温め、血行をよくすることが、ぶどう膜炎の再発を予防し、治癒につながります」と説明を受けました。
早速、光線治療器を用意して、貴所の指導通りに、自宅で光線治療を行いました。すると、もともとあった頭痛が強くなり、とくに朝起きたときに、ズキンズキンとした痛みが出るようでした。両足裏部⑦と両膝部②のみの照射にしましたが、その症状は治りません。貴所(光線研究所付属診療所)に相談すると、血行がよくなる場合、一時的に症状が強く出ることがあり、冷えや血行不良が強い人は出やすい反応だとのことでした。その後は、照射距離を遠めに、照射時間を短めにして治療を続けたところ、頭痛も出なくなりました。
眼の痛みは再発するびにステロイド剤を使いましたが、2カ月間光線治療をすると再発もなく、ステロイド剤を使わなくてもよくなりました。光線治療を始めてから体力がつき、疲れにくくなったようです。
その後も再発はなく、ステロイド剤を使わなくてすんでいます。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-5000番。
照射部位・時間:両足裏部⑦を10分間照射、両膝部②・後頭部③・左右こめかみ部㊱㊲を各5分間照射、⑦②は集光器使用せず、③は1号集光器使用、㊱㊲は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修