下咽頭ガン治療の経過がいたって良好
埼玉県/66歳・男性・無職(報告者・妻)
私の夫は、昨年夏ごろからのどに痛みがあり、物が詰まっているような感じがすると言い出して、大きな病院を受診しました。検査の結果、のどにすでにⅣ期のガンが見つかり、手術を勧められました。しかし、手術すると声が出せなくなるのではないかと心配になり、夫も私はも手術しない方法がないかと考えていました。
以前から私が使っていた光線療法で、ガンも何とか治せないかと思い、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)に相談してました。残念ながら、貴所でもガンは光線療法でも非常にむずかしいとのお話でした。しかし、病院の治療と光線療法を併用することで、予後をよくするには役立つと言われ、自宅で行う光線治療の処方をいただきました。
病院の先生に、手術をやりたくないと話したところ、入院して放射線治療と抗ガン剤治療をやってみましょうということになりました。
光線治療は、入院するまでの数日間と、週末は自宅に帰れましたので、そのときに光線治療器2台を使ってたっぷりと行いました。
また、「入院中は、日当たりがよい窓際のベッドにしたほうが経過がよい」と、貴所発行の新聞に書いてあったので、病院に頼み込んで窓際のベッドにしてもらいました。
そのことと、光線治療のせいか、体調はとてもよく、抗ガン剤の副作用もあまり出ませんでした。放射線照射で首のところが日焼けしたようになりました。普通は皮膚の痛みを訴えるかたが多いそうですが、夫の場合はその痛みもあまりなく、とても元気に病院の治療を続けることができました。
自宅に外泊する週末は、好きなゲートボールも楽しみました。何より病院の先生が驚いたのは、放射線治療4回目ごろからガン病巣がどんどん小さくなり、2カ月間の入院治療が終わったときには、下咽頭ガンはすっかり消失していたことです。
病院の先生は、だいぶ進行したガン剤だけでは、効果をあまり期待していなかったようでしたが、この結果には首をひねって、とても不思議がっておりました。これも光線療法の効果のお陰です。私たち夫婦ともども、大変感謝しております。
◆光線治療
治療用カーボン:1000-4008番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・両足首部①・後頭部③・のどの正面(患部)・左右咽喉部④を各10間照射、腓腹筋部㉙・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥を各5分間照射。⑦①㉙②⑤⑥は集光器使用せず、③は1号集光器使用、のどの正面(患部)・④は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修