声帯結節で出にくかった声が出るようになった
東京都/46歳・女性・箏曲と三絃教授
私は長年、箏や三絃(三味線の別称)を教えています。10年ほど前のことですが、指の何ヵ所かにイボができました。自然に治るのだろうと思って、皮膚科にもかかりませんでした。ところが、2年もの間、イボが繰り返し再発したので、箏の爪をつけるとき、指のイボが邪魔になりました。
光線療法は、夫が長年使っていましたが、イボには効くとはおもっていなかったので、使うことはありませんでした。あるとき、光線治療がイボにも効くことがわかっていたのに、2週間ぐらいの照射ですっかり治ってしまいました。
そのあと、しばらく光線療法のお世話になることはありませんでした。しかし、この春に声が出にくくなり、とくに高い声が出せなくなりました。箏や三味線の演奏では、曲によっては歌を入れますので、教えるのにも、演奏会のときも、声がよく出ない状態で、本当に困っていました。
病院では声帯結節と診断され、炎症止めの薬が出ましたが、効果が出ていると思えませんでした。
光線治療がイボに効いたように、のどにも効くのではないかと、最初は自己流で光線照射を始めました。しかし、より効果的な治療の指導を受けるために、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。
貴所の光線処方をもらい、自宅で毎日照射を続けました。実は、数ヵ月前から肩こりの背中のこりもやわらぎ、それとともに片頭痛もとれてきました。声も徐々に出るようになってきました。光線照射を始めて1カ月半ぐらいで、ほぼ元通りの声になったので、本当に助かりしました。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。
照射部位・時間:両足裏部⑦を20~30分間照射、両膝部②・腰部⑥・口中部⑧を各10分間照射、左右咽喉部④を各5分間照射。⑦②⑥は集光器使用せず、⑧④は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修