前立腺ガンの経過がいたって順調です
東京都/94歳・男性・無職(153cm、45kg)
光線治療は、50年ほど前から、妻が毎日、体調管理に使用していたので、私も知っていました。
私は73歳で大工をやめるまで、腰痛や肩こりなどに悩んだこともほとんどなく、光線治療を利用することもありませんでした。
ところが75歳の健康診断で、前立腺肥大を指摘されました。確かに排尿の勢いは弱かったのですが、病院から出された薬のお陰で残尿や頻尿はありませんでした。
その後、80歳のときに手足にしびれが出ました。病院で検査を受け、動脈硬化による血行不良が原因とわかりました。
妻の勧めもあり、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診して、手足のしびれの光線治療を始めました。この症状は半年ほどでとれ、光線治療も中止していました。
しかし、87歳の健康診断でPSA値(70歳以上の基準値は4.0ng/㎖以下)が6.9ng/㎖あり、針生検で検体6本中2本からガン細胞が見つかったので、毎月ホルモン(エストロゲン)注射をするとになりました。同じころ、歩いているときに太ももにしびれを感じるようになり、整形外科で腰部脊柱管狭窄症と診断されました。「これは一生つき合う症状です」と言われたので、光線治療を再開しようと思い、貴所を再診しました。
貴所の指示通り、自宅で治療を再開しました。3ヵ月間の治療で太もものしびれは消えました。
93歳のときには、PSA値が3年間以上も1.0ng/㎖以下、排尿の具合も問題なかったので注射をやめ、内服薬のみで経過を見ることにしました。ところが、半年前にPSA値が上昇したので、またホルモン注射を再開しました。
光線治療の処方にも、新たに治療用カーボンの変更、一部照射時間の延長の指示がありました。また、老人性難聴のため補聴器の使用を勧められたので、2号集光器を使用して左右耳部⑰⑱を各5分間の追加照射となりました。
現在は94歳になりましたが、「ガンの進行は見られず、非常によい状態です」と主治医にも言われました。体調もよくからだに痛みはなく、食事もおいしく、夜間尿は2回ありますが、すぐ眠れるので、毎朝気分よく起きられています。
先日、貴所で骨密度を測定し、最大骨量比較で80%、80歳相当の値と言われました。これからも光線治療を活用して、健康で過ごしたいと思います。
◆光線治療(手足のしびれ)
治療用カーボン:3002-5000番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・頸椎下部㉜を各10分間照射。両足首部①・両膝部②・腰部⑥・左右首すじ部を各5分間照射。⑦①②⑥は集光器使用せず、㉜・左右首すじ部は1号集光器使用。
◆光線治療(前立腺ガン)
治療用カーボン:3002-5000番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・腰部⑥・前立腺部㉖を各10分間照射、両足首部①・両膝部②・後大腿部㉚・腹部⑤を各5分間照射。⑦⑥①②⑥㉚⑤は集光器使用せず、㉖は2号集光器使用。
◆光線治療(前立腺ガン=変更後)
治療用カーボン:1000-5000番。
照射部位・時間:両足裏部⑦を15分間照射、腰部⑥を10分間照射、両足首部①・両膝部②・後大腿部㉚・腹部⑤を各5分間照射、前立腺部㉖を30分間照射。⑦⑥①②㉚⑤は集光器使用せず、㉖は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修