脱肛の改善に光線治療が効果的だった
東京都/60歳・女性・主婦
私は学生時代から便秘がちでしでした。教師になったころに切れ痔になりましたが、しばらくすると自然によくなりました。ところが、28歳のとき、1人目の子どもを妊娠してから内痔核ができ、出産後は排便後に脱肛するまで悪化しました。
実家の母に脱肛のことを相談したところ、母が以前から行っていた光線治療を勧めてくれたので、効果があればありがたいと、早速、光線治療を試してみました。産後すぐということもあり、母に治療を手伝ってもらったので、具体的にな治療方法ははっきりと覚えていませんが、光線治療を始めてから日に日に脱肛の症状が改善して、いつの間にか脱肛は治まっていました。
30歳代になって3人目を妊娠中、またしても痔が再発して、親指大の内痔核が2つできました。疲れてくると腫れや痛みがでるので、とても気になっていました。しかし、育児や仕事に追われる毎日で、病院に行く時間も実家で光線治療をする時間もなく、市販の座薬を使って何とか過ごしていました。
久しぶりに昨年自覚が悪化して、常に脱肛した状態になってしまい、脱肛してからは左下腹部のリンパに腫れと痛みも出てきました。
胃腸科を受診し、手術を勧められましたが、できれば手術はしたくありません。何とか光線治療で治したいと考えて、貴所で治療法のアドバイスを受けて、毎日自宅で光線治療を始めました。光線治療を始めてから1ヵ月ほどで脱肛部が改善し、左下腹部の腫れ、痛みがとれました。
そこで、手術を勧められた病院を再受診したところ、胃腸科の先生は「この状態なら、手術は必要ないな」と、少し驚いた様子でした。
その後は、1年経過した現在に至るまで、脱肛の症状は再発せず、便通も以前よりよくなって、とても助かっています。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・両膝部②・腹部⑤・腰部⑥・左下腹部㉓を各10分間照射、肛門部㉑を20~30分間照射。⑦②⑤⑥は集光器使用せず、㉓は1号集光器使用、㉑は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修