再発を繰り返す十二指腸潰瘍が治った
東京都/74歳・男性・無職
私は若いころから胃が弱く、食べすぎたり脂っこいものを食べると、すぐに胃がもたれて不快な思いを繰り返してきました。40歳代半ばに中間管理職になり、仕事のストレスが強くなって、しばしば胃に痛みを感じるようになりました。
そのころ、健康診断で十二指腸潰瘍が見つかりました。病院で、医師からは体質や環境の影響が大きいと言われました。飲み薬ももらいました。ピロリ菌の検査もしましたが、結果は陰性でした。2ヵ月ほど薬を飲むと、痛みはほとんどなくなりましたが、薬を中止すると半年ほどで、胃の痛みやもたれが出ました。胃が痛み出すと薬で症状を抑える、また再発する、その繰り返しでした。
65歳で会社を退職し、腰や背中に痛み、難聴があったので鍼灸院に通いました。治療中に十二指腸潰瘍の話をしたところ、光線治療を勧められました。
貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、腰痛や十二指腸潰瘍で困っていることを話すと、「からだが冷たく、血行が悪いので、それに伴って筋肉が硬くなり、痛みを感じるのでしょう」と言われました。
診察のあと、4台の治療器で30分間治療してもらいました。温泉に入るよりも心地よい温かさに包まれて、治療中にうたた寝をするほどでした。治療後はからだが軽く感じられ、駅の階段も軽く上がれました。その日は、夕方までポカポカ温かく、気分よく過ごすごとができました。
そこで、治療器を用意して、自宅での治療を開始しました。1台の治療器では、貴所で受けた温かさにはなりませんが、できるだけ長時間治療しようと、毎日2時間くらい治療しました。2ヵ月ほどで足の冷えが改善し、背中の重だるさや腰痛も感じなくなりました。その後、胃腸の働きも改善して、何を食べても胃のもたれや痛みを感じることがなくなり、いまではすっきりした日々を過ごしています。
今後は、難聴の改善を目指していきます。ご指導よろしくお願いいたします。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・背正中部㉘を各10分間照射。両膝部②・腹部⑤・腰部⑥・背中全体・を各5分間照射。⑦②⑤⑥・背中全体は集光器使用せず、㉘は1号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修