非結核性肺抗菌症が改善、進行もない
東京都/70歳・女性・主婦
60歳のとき、風邪のあとに咳が長引いたので検査を受け、「非結核性肺抗菌症」との診断を受けました。結核の親戚の菌で、なかなかしつこくて治らない病気と説明を受けました。
結核ではないと聞いてほっとしましたが、なかなか治らない病気と聞いたびっくりしました。とりあえず、病院で肺の洗浄をしてもらうと、咳が止まったので、そのままになっていました。
しばらくは症状が出なかったのですが、5年経ってころに痰が増えてきて、段階では息切れ、また、夕方には取っても疲れるようになりました。
そこで、久しぶりに病院の検査を受けました。非結核性肺抗菌症が少し進んでいましたが、薬はなしで、そのまま様子を見ることになりました。
それでは、自分で体力や免疫力をつけるしかないと思っていたところ、姉に光線照射を勧められ、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。貴所の先生にも、「光線治療で治すことはむずかしい病気ですが、症状を軽減したり、進行を抑えるのにはよいでしょう」と言われ、自宅治療の指導を受けました。
早速、治療器を求め、自宅治療を始めました。
最初のうちは、治療をするととてもくたびるので、1日か2日おきに治療をしていました。
1ヵ月を過ぎるころから、くたびることもなくなり、痰も少なくなってきました。しかし、階段での息切れはなかなかよくなりませんでした。根気よく光線照射を続けたところ、治療3年で息切れもなくなってきました。
昨年、治療用カーボンのストックを切らして、しばらく光線照射を行わずにいたら、また咳や痰が出るようになりました。病院の薬を服用しましたが、食欲が落ちて、全身に湿疹も出て、大変な思いをしました。薬の怖さを知り、再び光線照射をしっかり続けています。
光線治療を続けると、咳や痰も治まります。現在、発病して10年が経ちました。半年ごとに肺のレントゲン撮影を行っていますが、非結核性肺抗菌症の進行はないようで、うれしく思っています。これも光線療法のお陰と感謝しております。
◆光線治療
治療用カーボン:3000-5000番。
照射部位・時間:両足首部①・肩甲骨間部⑫を各10分間照射、両足首部①・両膝部②・左右咽喉部④を各5分間照射。⑦①②は集光器使用せず、⑫あh1号集光器使用、④は2号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修