捻挫による右膝裏の痛みが完治した

 埼玉県/72歳・女性・主婦

 68歳のとき、仕事中に突然胸が痛み、脂汗が出てものすごく気分が悪くなり、救急車で病院に運ばれました。急性の心筋梗塞で、すぐに緊急手術となりました。何とか一命をとりとめましたが、その後の血液検査でHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー:基準値は6.2%未満)が9%を超え、糖尿病であることがわかりました。

 退院後、仕事を辞めて、しばらく自宅で養生していましたが、HbA1cの数値は8%以下にならず、入院して糖尿病の治療を受けました。退院後、しばらくは数値が良好に推移していました。

 ところが昨年、孫を抱いたとき、胸椎を圧迫骨折しました。動くのもつらくなり、再び血糖値が上昇したので、3回目の入院となりました。

 インスリン注射を勧められましたが、注射はやりたくないと断り続けて、やっと退院しました。

 しかし、半年ほどでまた血糖値が上昇しました。HbA1cが9%になり、仕方なくインスリン注射を始めましたが、数値がなかなか下がらず、4回目の教育入院を勧められいました。

 そんな折、つまずいて右膝を強くひねってしまいました。とくに腫れはないのですが、しゃがんだときや、立ち上がるときに、右膝の裏のくぼみが激しく痛みました。2ヵ月後には日本舞踊の発表会を控え、踊りの練習も満足にできずにいました。

 そんな私を心配してくれた踊りの仲間が、光線治療を紹介してくれました。早速、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。診察に際、膝の痛みの改善だけでなく、血糖値の安定にも効果があると教えられ、週に1~2回通院治療を受けることにしました。

 初めて光線治療を受けた日は、とても緊張していたせいか、自宅に戻るとものすごく疲れが出て、夕食もそこそこにすぐ寝てしまいました。

 すると、久しぶりに熟睡できたせいか、翌朝は気分爽快に目覚めました。膝の痛みはほとんどなく、駅の階段を普通に昇降できたので、びっくりしました。

 2回目以降、治療後にだるさを感じることもなく、徐々に元気になってきました。

 1ヵ月半の光線療法で、膝の痛みは全く感じなくなり、正座もできるようになりました。お陰さまで、日本舞踊の発表会でも楽しく踊れました。また、心配の種だった血糖値のほうも少しずつ下がっています。ありがとうございました。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-4008番。

照射部位・時間:両足裏部⑦・右膝裏部(患部)・背正中部㉘を各10分間照射、両足首部①・患部⑤・腰部⑥・両膝部②・肝臓部㉗を各5分間照射。⑦①⑤⑥②は集光器使用せず、㉘は1号集光器使用、右膝裏部・㉗は2号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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