変形性膝関節症による左右膝痛が改善した

 東京都/75歳・男性・僧侶

 10年ほど前から、左膝の痛みが現れました。歩くと膝がカクンカクンと音がして、曲げにくくなりました。朝の起きるときと階段を降りるときの痛みが強く、立ち上がる時も、すぐには歩き出せずにいました。整形外科で電気治療を受けていましたが、大した効果はありませんでした。 

 2年ほど前から右膝や腰にも痛みが出て、夕方の散歩もつらくなってきました。1年前にはとうとう正座ができなくなって、椅子に座っての読経を余儀なくなれました。毎日、長時間の正座を続けたことが原因ではないかと思います。

 このままでは、檀家の方々に申し訳ないと考え、寺の仕事は大半は息子に任せ、ときどき頼まれる法話をする程度で過ごしていました。 

 そんな折、知人から光線治療を勧められ、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、光線治療を受けました。

 治療後、からだがポカポカろ温かく、効きそうな気がしたので、週3回ほど通うことにしました。

 最初の通院は往復ともタクシーでしたが、2回目は行きだけタクシーを使い、帰りは杖を使って新大久保の駅まで、休み休み歩いてみました。右膝の外側から膝裏にかけて、何とか歩くことができました。 

 その後、立ち上がり、一歩を踏み出すまでにかかっていた時間が短くなりました。両膝の痛みが大幅に軽減し、歩幅も少し広くなり、歩ける距離も自然と延びて、帰りに喫茶店に寄る余裕が出てきました。

 今では、治療の往復に駅から歩くことが普通になり、歩く速度もだいぶ速くなりました。

 周囲の人から、「歩くのが速くなった」と言われうれしくなりました。お世話になった杖も、今は安心のため持つ程度で、階段の下りも全く苦にならず、腰痛も感じなくなってきました。

 これなら、正座して読経ができそうだと思えるほどになりました。いまにして思えば、滝に打たれるよりもつらい膝痛という修行を、この年になってさせていただいたように思われます。 

 これも光線治療のお陰と感謝しています。本当にありがとうございました。

◆光線治療

治療用カーボン:3001-4008番を使用。

照射部位・時間:両足裏部⑦・両膝部②・両膝裏部を各10分間照射、腹部⑤・腰部⑥・右膝部・左膝部・後頭部③を各5分間照射。⑦②・両膝裏部・⑤⑥は集光器使用せず、右膝部・左膝部・③は1号集光器使用。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

整形外科系治療報告膝の痛み骨・関節の病気