腰椎変性すべり症の痛みと肛門の痛みが治まる
東京都/77歳・男性・無職
20年前に一度、ひどいぎっくり腰を起こし、整形外科を受診しました。検査の結果、腰椎すべり症と診断されました。そのときの腰の痛みは、鍼灸治療を受けてすぐによくなりました。
腰の痛みはしばらく落ち着いていましたが、5年前に再びぎっくり腰を起こしました。整形外科で検査を受けたところ、やはり「腰椎が変性して前後にずれています。腰椎変性すべり症です」と言われました。
長年、落ち着いていた症状が再発したのはショックでしたが、以前のように痛みはすぐよくなるんだろうと気楽に考えていました。病院から処方された湿布薬を貼って、そのまま数ヵ月過ごしましたが、あまり効果は感じられませんでした。悪いことには、私予想に反して、腰の痛みは楽になるどころか、徐々に重たくなりました。とくに朝起きて前かがみの姿勢をとると痛くなり、日中も常に鈍痛があり、一日中不快でした。
また、ぎっくり腰再発の10日ほど前から、何もしていないときに、肛門付近に急に痛みを感じることがありました。出血こそないものの、しこりがある感じで、手で触れると痛みがありました。
かかりつけ医に相談したところ、痔瘻の初期化もしれないと言われ、とりあえず抗生物質を飲んで様子を見ることになりました。抗生物質を飲むようになってから肛門付近の痛みは徐々に少なくなってきました。
薬を飲まずに腰の痛みと肛門の痛みを、何とかよくしたいと思っていました。すると、温泉で偶然知り合った方から、光線治療のことを教えていただき、早速貴付属診療所を受診しました。
1回目の光線治療が終わったあと、肛門の痛みがなくなりました。これなら絶対、腰の痛みにも効果が出ると確信し、週に1回のペースで通院を続けることにしました。
治療1ヵ月後、起床時の痛みは続いていましたが、日中の重苦しさはなくなりました。その後も治療回数が増えるごとに、起床時の痛みも減っていきました。治療開始2ヵ月後には腰の痛みもすっかり治って、週1回のゴルフも、痛みをほとんど感じることなくプレーしています。肛門部の痛みの再発もなく、これは光線治療のお陰です。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。1ヵ月後からは1000-3001番に変更。
照射部位・時間:両足裏部⑦・腰部⑥・肛門部㉑を各10分間照射。両膝部②・腹部⑤・後大腿部㉚・後頭部③を各5分間照射。⑦⑥②⑤㉚は集光器使用せず、③は1号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修