腰部脊柱管狭窄症の痛みがなくなる
東京都/70歳・女性・主婦
2年ほど前から、両足に痛みとしびれが出てきました。以前から、腰から足にかけてたびたび痛みを感じていたので、あまり気にせずスキーや登山を楽しんだり、ボランティアではデイケアを受け持ったりと、忙しく過ごしていました。
ところが約1年前から、右腰の痛みが強まり、両脚と足底のしびれで、歩行もつらくなりました。整形外科で腰部脊柱管狭窄症と診断されました。さらに腰椎4番のすべり症も見られ、「今後悪化するようなら手術が必要です」と言われました。
注射や薬ではあまり改善せず、痛み止めを飲み、家の中でおとなしくしていました。
そんな折、妹から光線療法のことを聞き、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。地下鉄東新宿駅から貴所まで4回休みながら、やっとたどり着きました。貴所で診察と光線治療を受けたところ、からだが温まり気持ちがよかったので、しばらく通院治療することに決めました。
通院治療2回で、両足のしびれが若干やわらいだ気がしましたが、まだ痛み止めを飲まないと歩けない状態でした。
治療5回で、足底のしびれは変化ありませんが、右腰の痛みが軽減したのがわかりました。東新宿駅から1~2回休むだけで貴所に着くことができましたが、やはり歩行距離が延びる分だけ、両足、足底のしびれが強くなりました。貴所の先生にアドバイスをいただいて、歩く前に少し軽い体操をしてみたところ、少し長く歩けるようになり、右腰の痛みもなくなりました。
4ヵ月治療を続けて両足と足底のしびれが軽くなり、地下鉄の東新宿駅から休まずに歩けるようになりました。両足と足底のしびれがない日が多くなり、徐々に行動範囲が広がり、この前は上高地へハイキングに行ってきました。休み休みの歩行でしたが大満足でした。
◆光線治療
治療用カーボン:3001-4008番。
照射部位・時間:両足裏部⑦・腰部⑥・右腰横部を各10分間照射。両足首部①・両膝部②・腓腹筋部㉙・腹部⑤・後頭部③を各5分間照射。⑦⑥①②㉙⑤は集光器使用せず、右腰部・③は1号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修