左右肩関節の強い痛みがやわらいだ
埼玉県/77歳・男性・歯科医師
5年ほど前、両手の親指に痛みが現れましたが、3ヶ月くらいで自然治癒しました。その後、左右の肘に痛みが現れましたが、日常生活はどうにか過ごすことができていました。
5ヵ月ほど前からは、両肩痛が強く現れて、徐々に可動制限(動かせる範囲が制限される)が強くなり、腕を挙げるのが困難で、左右上腕部の筋肉痛も加わったため、整形外科を受診しました。
軟骨がかなり減っていると言われ、鎮痛剤や湿布を処方されました。その誘因は、若いころ野球で肩を壊したこと、また仕事で20年近くレセプト(診療報酬請求書)審査を行い、多い日は1日1万枚もチェックしたせいかと思われます。
とくにつらい日は、肩のマッサージを受けたり、入浴で温めて腕を動かしたりしていました。
そんな折、私の患者さんから光線療法の話をうかがったので、貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し治療を受けました。痛みによさそうなので、少し遠いのですが週1回の通院を決めました。レセプト審査の仕事は断り、歯科の仕事も大部分を息子に任せました。
1ヵ月の治療で左肩が痛む回数や時間が減り、光線治療が効いている実感がありました。左肩の痛みが軽くなり、痛みを感じるのはほとんど夜間の寝返りの時で、左上腕の動きがずい分よくなってきました。しかし、右肩の痛みは改善がなく、ゴルフはできない状況でした。
その後3ヵ月ほど治療を続けると、左肩・上腕部の痛みはほとんど改善し、右肩・右上腕部の痛みも、日中ほとんど感じなくなり、夜間痛も軽減し、夜中に目を覚ますことが少なくなりました。
先日、ゴルフクラブを握ってみましたが支障がないので、久しぶりにコースに出るつもりです。
◆光線治療
治療用カーボン:300-4008番。
照射部位:両足裏部⑦・左右上腕部・左肩部⑨・右肩部⑩を各10分間照射、両膝部②・腹部⑤・腰部⑥・頚椎下部㉜を各5分間照射。⑦・左右上腕部・②⑤⑥は集光器使用せず、⑨⑩㉜は1号集光器使用。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・実践治療 報告集」黒田一明監修