緑内障の症状が改善、眼圧も安定している

 東京都/62歳・女性・主婦

 49歳のとき、右乳房のしこりに気づき、検査を受けたところ乳ガンと診断されました。初期ガンでしたが、右乳房の全摘手術をしました。このとき受けた諸検査の中で、高眼圧(30mmHg)を指摘されました。

 乳ガン手術後、眼科で再検査を受けたところ、緑内障と診断されました。自分では気づきませんでしたが、右眼の視野が狭くなっていました。このころ、乳ガン手術後の抗ガン剤治療も始まりましたので、体調をよくするために、長年お世話になっていた治療院の紹介で、光線療法を始めることにしました。貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診し、次のような方法で照射しました。

 治療用カーボンは3001-5000番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②・顔(眼・鼻)部⑯各10分間、肝臓部㉗・右乳房部(乳ガン患部)・後頭部③・左右こめかみ部㊱㊲各5分間照射。⑦②以上集光器使用せず、右乳房部③⑯以上1号集光器使用、㉗㊱㊲以上2号集光器使用。

 2年間はかなり真面目に光線照射を続けましたが、抗ガン剤治療も終了し、体調もよくなったので、その後は光線照射を休んでいました。ところが60歳すぎごろから、眼圧が高くなってきました。点眼薬でも下がらず、右眼の視野狭窄も進行し、右眼は見えにくくなってきました。2年間、眼科治療を続けましたが、症状の進行は止まりませんでした。

 ついに主治医より、あと2カ月経過しても改善がなかったら、手術が必要と診断されてしまいました。どうしても手術はしたくなかったので、しばらく休んでいた光線療法を再開することにしました。

 今回は、自宅での光線照射ではパワーが足りない気がしたので、1週間に2回通院照射を行うことにしました。治療用カーボンは3001-5000番を使用し、4台の治療器で⑦②⑥㉗、⑦②③⑯、⑦②㊱㊲の順に各15分間照射してもらいました。

 照射3週間後には、照射後に視界が明るく感じられ、眼の奥の鈍痛がとれてきました。1ヵ月後には、物がはっきり見えるようになり、眼精疲労を感じなくなってきました。1ヵ月半後には冷え症が改善してからだが温かくなり疲れにくくなってきました。

 2ヵ月後の検査では、右眼圧が18mmHg、左17mmHgに下がっていましたので、手術は延期になりました。しかし、今回は娘の出産が控えていたので、それまでに体調をよくしておこうと考え、さらに光線照射を続けました。3ヵ月後には肩こりもなくなり、眼のこともあまり気にならなくなりました。眼圧も17~18mmHgで安定していました。6ヵ月後には娘の出産があり、通院照射を受けられなくなりましたが、自宅でもできるだけ光線療法を行っています。いまでは、光線照射をすれば眼圧が下がるので、毎日安心してすごしています。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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