老人性難聴、坐骨神経痛が改善した

 埼玉県/74歳・女性・主婦

 昨年の夏ごろ、坐骨神経痛で左のお尻から左の太ももの裏が痛くなり、一時は歩くのも大変でした。

 整形外科や接骨院、鍼灸治療も試しましたが、あまり効果が見られませんでした。もともと病気知らず、元気にあちこち出歩いていたので、もう一生、以前のようには歩けなくなるのかと、本当にショックを受けました。

 そんな折、湯治先で光線療法のことを聞き、早速貴付属診療所(光線研究所付属診療所)への通院を始めました。光線治療は4台の治療器によるものでした。

 治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦20分間、両足首部①・両膝部②・腓腹筋部㉙・腰部⑥(以上集光器使用せず)・左臀部⑭(1号集光器使用)各10分間照射。

 坐骨神経痛の痛みが出てから、足は氷の上に載っているように冷たかったのですが、光線療法を始めてから足やからだがとても温まり、痛みもだんだん軽くなってきたので、せっせと貴所への通院照射を続けました。

 また通院中、気になっていた耳の相談もしてみました。左耳は数年前から聞こえが悪くなり、耳鼻科で2~3年空気を通す治療を続けましたが、一向に改善はなく、「老人性難聴なので回復は難しい」と言われていました。右耳はまぁまぁ聞こえましたが、片耳だけだけだと聞き返すことも多く、孫にも「おばあちゃんは、耳が遠くて困るなあ」といつも言われていました。光線療法で老人性難聴が治るとまでは期待しませんでしたが、左耳の後ろがいつもスース―冷えてとても気になっており、その冷えだけは治したかったのです。貴所での光線照射時に、左耳の後ろ、乳様突起部㊶(2号集光器使用)に10分間の照射をしていただきました。この光線照射は左耳の後ろの冷えにも効果的で、照射のたびにどんどんよくなりました。

 そして、1ヵ月ほど経ったころでしょうか、左耳が何となく聞こえるような気がします。時計を左耳に当ててみると、「カチカチ」という音が聞こえるではありませんか。私はもううれしくなって、早速貴所の先生に報告しました。先生も大変喜んでくださいました。

 坐骨神経痛の痛みが軽減した上に、あきらめていた老人性難聴も回復してうれしい限りです。

(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著

kiichiro2
  • 船橋市馬込沢で鍼灸院・光線療法院をやってます。
    慢性疾患をよくするためには、
    自己のもつ治癒力を高めることが非常に重要です。
    このブログでは主に光線療法について、
    日光を浴びることの重要性について綴っていきます。

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