突発性難聴からの耳鳴り、浮動感がなくなった
東京都/60歳・男性・元会社役員
昨年12月のある日、朝起きたら突然右耳が聞こえなくなっていました。すぐに2週間ほど入院し、点滴治療を受けました。定年を3ヵ月後に控え、引き継ぎ業務でとても忙しく、疲労がたまっていたのと、不眠症による睡眠不足が影響したのだろうと主治医に言われました。
入院中に難聴はほぼ回復しましたが、退院後はからだがゆらゆら揺れるような浮動感に悩まされました。この浮動感は一日中続き、非常に気分の悪いものでした。浮動感に続いて、また耳鳴りを感じるようになりました。耳鳴りは右耳のみでしたが、MRIなどで精密検査を受けてもどこにも異常はありませんでした。最後には、突発性難聴の耳鳴りは一生治らないと主治医に宣告され、これから第二の人生を大いに楽しもうという矢先だけに、とても大きなショックを受けました。
そのようなとき、会社の部下に光線療法を紹介されました。西洋医学で治らないと言われていたので、ワラをにもすがる思いで貴付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診しました。診察の結果、まず冷え症を改善して自律神経のバランスを整えることが必要と診断され、下記の光線照射を受けました。
治療用カーボンは3002-5000番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②(以上集光器使用せず)・右耳部⑱(2号集光器使用)・後頭部③(1号集光器使用)・左右咽喉部④・左耳部⑰(以上2号集光器使用)を4台の治療器で合計30分間の照射。
1回目の照射を終わって帰宅時に、それまでより浮動感が少なく、耳鳴りも少なくなったことに気がつきました。その夜は、久しぶりに熟睡することができました。
そこで希が出たので、1~2日おきに通院照射を行いました。初めの1ヵ月間は、浮動感や耳鳴りが完全になくなった日もありましたが、朝から浮動感が強い日もあり、なかなか症状が安定しませんでした。
照射2ヵ月目に入ると、足の冷えがとれて、足がいつもぽかぽか温かく感じるようになりました。症状もしだいに安定して、強い症状は出なくなりました。
照射3ヵ月目には浮動感はなくなり、耳鳴りも静かなところでない限り気にならなくなりました。主治医には一生治らないと言われ、非常につらい日々が続いていましたが、光線療法のお陰で第二の人生を明るくすごすことができます。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著