日中30分おき、夜間4~5回の頻尿が改善
【治験症例 7】
膀胱炎
72歳・女性・主婦/身長156cm・体重47kg
◆症状の経過
閉経後より年1回ほど、必ず膀胱炎を起こしていたが、加齢とともに頻回になった。服薬により症状を抑えてきたが、しだいに薬の効きも悪くなった。
病院では「慢性化しているので、治らない」と診断された。排尿痛はあまりないが、臀部が異常に冷え、日中は30分間おき、夜間は4~5回排尿があり、よくトイレに行く夢で熟睡できず、慢性的寝不足でも困っていた。膀胱炎光線治療法でよくなった友人に、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を勧められ受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3001-4008番を使用し、両足裏部⑦10~20分間、両足首部①・腓腹筋部㉙・両膝部②(以上集光器使用せず)各5~10分間、左右下腹部㉓㉔(1号集光器使用)、腰部⑥(集光器使用せず)各10分間、後頭部③(1号集光器使用)5分間照射。
◆治療の経過
光線治療器を購入し自宅治療を始めた。治療の継続とともにからだの冷え、臀部の冷えが改善してきた。
治療1ヵ月で、排尿は日中1~2時間に1回、夜間は3回ほどに回数が減り、夜も熟睡できるようになった。
現在は治療5年目になるが、光線治療を続けていれば膀胱炎の再発はない。当所初診時、大変冷えが強く、足先の温度は18.8℃しかなかったが、現在は32.0まで上昇し、温かいからだになっている。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著