糸球体腎炎のむくみ、だるさが改善
【治験症例 2】
糸球体腎炎
54歳・女性・自営業/身長150cm・体重53kg
◆症状の経過
3年前、急に両下肢に浮腫が出現し、微熱とだるさが強く、検査で糸球体腎炎と診断された。このため、5ヵ月間入院加療(ステロイド薬40ml/日)したが、腎機能を表す血中クレアチニン値が3.0mg/dlにならず、増加すれば透析療法が必要な状態であった。
腎臓障害の進行を心配していたところ、光線治療をしている知人の紹介で、当付属診療所(光線研究所付属診療所)を受診した。
◆光線治療
治療用カーボンは3002-5000番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・背正中部㉘各10分間、腰部⑥・後頭部③各5分間照射。⑦①②⑥以上集光器使用せず、㉘③以上1号集光器使用。
◆治療の経過
毎日自宅治療を行った。治療開始1週間は若干だるさの反応が出たが、その後、治療によりからだが軽くなってきた。治療3ヵ月後、クレアチニン値は2.8mg/dl、6ヵ月後には2.6mg/dlまで下がり、体調がよいのでステロイド薬を中止して経過観察となったが、安定した回復ぶりに担当医は驚いていた。
(財)光線研究所「可視総合光線療法・治療報告と症例集」黒田一明著